夏目漱石の作品読んだことある?
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今日は「漱石の日」だそうです。
正直なところ、私は文学少女タイプではなくて、
知っている作品名といえば 吾輩は猫である くらい。
(内容は…読んでません、知ってるのはタイトルだけ)
そして「1000円札の人」という
ぼんやりしたイメージの夏目漱石。
でも――
なぜか私の中では、
教科書の人ではなく「思い出の名前」なんです。
20年くらい前、
伊豆の 修善寺温泉 にある
湯回廊 菊屋 に宿泊しました。
そこで案内されたのが
“漱石の間” といわれる、ゆったりとしたお部屋。
歴史のある建物で木の廊下のきしむ音、
障子越しのやわらかい光、
温泉の匂い、時間の流れがゆっくりになる感覚。
ゆったりとした部屋で、たくさん話をして過ごした宿。
「何もしない贅沢」ってこういうことなんだなぁ…と
しみじみ感じたのを覚えています。
母と行ったこともあったし、
親友と行ったこともあったし、
そして亡くなった夫とも行きました。
誰と行っても、不思議と心が落ち着く宿で
食事も、温泉も、雰囲気も、とても好きな宿でした。
でも、夫の負債疑惑に気づいた頃からは
「旅行に行こう」という気持ち自体が持てなくなってしまって。
子どもが生まれてからは、
今度は忙しさで
あの静かな空間とは遠い生活に。
それでも、ふと思うんです。
いつか
心にも時間にも余裕ができたら、
夏目漱石の作品を読んでから
またあの宿を訪れたいなぁ、と。
20年前の思い出の場所。
変わらず営業しているのかな。
漱石の間は、まだあるのかな。
もし残っていたら――
あの頃とは違う自分で、
同じ場所で時間の流れを感じてみたいな。
