中国旬菜SORA 食べログのレビューに文句をつけられまくった店 | Fideliaの人柱日記

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がんばっている個人経営店を発掘して応援すべく、食べログにずっとレビューを書いていましたが、ブログへのリンクに変更しました。

食べログにレビュアーのうち、提灯レビューだけを書くステマ業の人を除くと、店に批判的なことを書いた時に、食べログ運営から物言いがつき(場合によっては店からのクレームより)、書いたレビューを下書きに戻された経験がある方は非常にたくさんいる。

 

この店のレビューも当初、かなり物言いがつき、何度も書き直して、その後は掲載されていたのだが、それから4年も経った今になって、店の経営母体については公開しないでほしいと店から依頼があったということで、また下書きに戻された。

 

以下、掲載されていたレビューを再掲する。

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淡路町に新しく中華料理屋ができた。HPをみるとお金がかかった作りだし、メニュー監修とシェフが別だったり、オーナーシェフの個人経営店ではないことがすぐにわかる。

 

どこか資本力のあるところがやっているんだろうな、、SORAとあるから、際コーポレーション系か?と思ったら違った。。。どこだ。。。と思ったら、株式会社FOCUSというところがやっていた。

 

2017/11/30時点において、この株式会社FOCUSについて確認したところ、FOCUS社の連絡先電話番号は、「M社」という調剤薬局M&Aに特化したコンサル会社(東京都千代田区)の代表電話番号と同一であり、かつ、FOCUS社の担当者氏名は、M社の社長と同姓同名であった。

(レビューを書いている方ならおわかりであろう【諸般の事情】で社名は伏せる。)

 

一般的には、形式的に作った子会社の電話番号が、親会社の代表電話と同じで、親会社と子会社で、社長が一緒ということは、ものすごくよくあることであるので、私個人は、M社とFOCUS社の間には、何らかの関係があると判断して、

当初のレビューを書いたが、【他のレビュアー】からのご指摘によると、それは誤りであって、「この店は、第三者の会社で独自に運営されていてM社も、ファンドも、一切資本関係等はありません。」

 

とのことであるので、レビューを修正して再々々UPした。

 

ちなみに

 

このお店の電話番号下4桁は「2511」、FAX番号下4桁は「2522」

M社の代表電話番号下4桁は「2511」、FAX番号下4桁は「2522」

 

と全く同じ組み合わせである。

まったく無関係な2社が、電話とFAXの両方とも、

下4桁が偶然で同じになる確率って。。。(@_@)アリエナクナイ?

 

ま、とにかくそういういきさつのあったFOCUS社がやっている店である。

 

前置きが長くなった。

 

地下にある店は吹き抜けの庭があったりして、なかなかオサレ。

内装は資金力がモノを言うから、大手資本ほど店の雰囲気はよくなる。

雰囲気に騙されるお客が多いことを考えると、雰囲気はマーケティング戦略上

重視されるわけで。

 

メニューは今時な日本人シェフの中華料理店っぽい、四川が多いラインナップ。

しかるべき経歴の料理長がいらっしゃるのに、メニュー監修とかいって他店の

店主が入っているという不思議な構成。

料理長が、自分のセンスではなく、他店のシェフのメニュー監修のもとに

やらなきゃいけないというのは、なんだか料理長殿がお気の毒な気がする。

 

普洱茶を頼んだら、茶芸のセットがドーンとセットされた。

小さい茶杯だと、茶を楽しむ時にはいいのだが、食事の時には小さすぎる。

ま、「すごーい!本格的ぃ!」感を演出することには成功していると思う。

 

前菜盛り合わせは、ごく少量ずつ6点。

「こんな少量ずつで、おまけに1600円ってありえねぇ」という中華方面の

濃いぃフォロワー氏の声が聞こえてきそうである。

白子に青山椒のソースをかけたものは面白い。

絶対に四川で、タラの白子なんぞ食べないから、日本的創作だけども。

サバに甜麺醤っぽいソースがかかったものも、完全に日式。

サバの味噌煮はいいけど、この組み合わせはちょっと合わない気がする。

 

フカヒレ入りのスープ(塩味)は、ベースのスープは広東の奥行きはないものの、

ベーシックに鶏ベースで悪くない。

しかし、妙にコラーゲンを足した結果、どろっとしていて、コラーゲンもりもりの

今時なラーメン屋のスープっぽい下品さが出てしまっている。

こういうほうが「濃厚でおいしい」と思う人間が増えているので、マーケティング

優先でいくとこういう出来になるんだよな。

 

焼売はもう笑っちゃうほど日式。メニュー監修とやらのシェフの店でウリの焼売らしい。

これはこれでおいしいけども、広東とか上海の焼売とはほど遠い。

 

葱爆魚塊は、魚のから揚げを葱と山椒で炒めたもの。

避風塘スタイルに一瞬見えなくもないが、花椒が大量に入っていて

四川なのか???よくわからん。まずくないけども。

 

全般的に、日本人向けに、ほどほどに本場感を出しつつ、食べやすく作った料理。

古典的な日式中華ではなく、イマドキの日式中華といえるだろう。

そう思うと、決して悪くはない。

 

店のオサレ感と、本場(感)をかもしだすアレンジとか、

場所的な穴場感とか、中華に詳しくなくて、

ミーハー的な食べ手には「ステキ」なお店と思う。