第24話 脚のトレーニング
【脳梗塞】と聞くと【血管の掃除】とか【血栓を溶かす薬】とか、色々想像しますが、太い血管の場合はそのような処置もするのかも知れません。
私の場合は【細い抹消血管で起こるラクナ硬塞】なので、血管の掃除や血栓を溶かす事はしません。
血栓で硬塞が起きたのでは無く【何かしらの原因で血液がそれ以上行かない状態が起きた】事で【脳細胞が死滅した】状態。
死滅した細胞は復活しません。
その細胞が脚の内側の筋肉に指令を出す部位の場合に【筋肉にチカラが入らない】という症状がでます。
筋肉へのアプローチ繰り返して、脳へ新たな伝達回路を作るためにトレーニングを開始しました。
病院でのリハビリは長くて60分しかないので、病室のベッドの上で出来るトレーニングをしました。
トレーニング方法は簡単です。
①ベッドに仰向けで寝ます
②片足を30度くらい上げます
③膝を伸ばす
④爪先を手前方向へ向くように足首を曲げます
⑤上げている脚の高さをキープしながら外側へ移動(30センチ以上、5秒掛けて)
⑥元の位置に戻す(5秒掛けて)
⑦⑤と⑥をゆっくりと繰り返す
⑧5回を目安に左右行う
⑨セット数はしんどくなるまで
私はこのトレーニングで3日目には真っ直ぐに歩けるようになりました。
皮膚感覚は正常だったので早目に改善出来たのだと思っています。
同じ病室に居たパーキンソン病の方にも教えました。
これはO脚改善にも役立ちます。
パーキンソン病や脳梗塞の後遺症のリハビリや膝が痛い人にも効果的でしょう!
身体の事を勉強していて良かったと思います。
続く…