あーあ 100点 取っちゃった
どうしよう どうしよう
真理子の頭の中で妄想が始まります
仁 「約束じゃないか」
真理子 「いけないわ」 と独り言を言う
妹弟は お姉さんが おかしくなったと
次の日
「どうだった」と 仁
「う うん 99点」と 誤魔化す真理子
あんみつ屋で 恵子に
「あんた そんな約束したの 進んでる」
「恵子みたいに 子供じゃない」
「あんた 本当は仁君の事 好きじゃないのよ 100点取ったのに
99点って 嘘つくなんて」
「それは つい 口から出ちゃったんだもん」
「怖いの 男の人に キスされるのが」
「あんたみたいな 子供じゃあるまいし」
「じゃあ なんで 嘘ついたのよ」
「それは つい 口から出ちゃったの
仁君ったら もっとなんか言うかと思ったら
そうか 残念 アハハハ だって」
「仁君 そんなに あんたの事 好きじゃないのよ」
「好きじゃない 好きじゃないって 勝手な事言わないでよ
あんたみたいな 子供には 分かんないわよ」
「子供 子供って 言わないでよ」
「子供じゃない あんたより3か月も早いもん」
「私の方が 背が高いわよ」
「ふん」 「ふん」 と 喧嘩して別れる真理子と恵子
夜間高校の帰り道
暗がりの中で 抱き合う二人
クラスメイトの栗山さんだった
お茶に誘われ喫茶店で タバコを吸っている栗山さん
「学校辞めるかも 彼に結婚して欲しいと言われている
僕のものになって欲しいって
伊藤さんは どうなの 彼がいるんでしょう
そんな風なったりしないの」
「全然」
「おかしいわね 伊藤さん あなたって男の人を理解してないわ
求めてこないなんて 他に女の人がいるんじゃない」
「変な事言わないで下さい」
「そういうものよ 男の人って」
次の日 編集部で
昨日 栗山さんに言われた事が 脳裏をかすめている
そこへ 女の人から 仁に電話が
外へ出て行く 仁 後をつけて行く 真理子
こっそり見ていると あのお見合い相手直子がいた
やっぱり 私なんかより 大人
夜 直子に連れられ行った バーには 父親がいた
「おじさまが寂しそうにされているから 連れて来たの」と
なんだか それだけではない雰囲気
直子は 仁がカメラマンになれるように手助けしたい
結婚出来なくても いいと 父親に言ったと言う
「僕には好きな人がいる 伊藤真理子って言う人が」
「住む世界が違う人と一緒にはなれない 不幸になるだけだ」
「父さんは 母さんと一緒だった時 幸せじゃなかったんですか」
「愛しあっていた しかし 世の中には それだけではどうしようも無い事が沢山ある
一緒になってそれが分かった
仁 お前には 私のような過ちを繰り返して欲しくない」
「父さん 母さんとの事は 過ちなんですか」
「そうだ 過ちだ 若い頃のな」
「僕は 父さんから そんな言葉を聞きたくなかった」
いつも行く バーへ もう酔っている 仁
あんみつ屋で 恵子と
「それ見なさい 仁君はあんたの事 子供としか思ってないのよ
あんたの事好きって言ったって 赤ちゃんをあやすように
あ~ かわいい よちよちってね」
「あたしは 赤ん坊じょない」
「そうじゃなかったら 99点取ったって 黙ってる訳ないでしょ
99点 1点くらいまけるとけよ とかなんとか言っちゃって チューーって」
「タコみたいな顔しないでよ」
「要するに あんたは子供なの 子供」
「子供じゃない」
恵子と別れ 町を歩いている真理子
脳裏には 直子の大人っぽい姿が焼き付いている
「私は 子供じゃない 子供じゃない」
ブティックの前 ショーウインドーに映る マネキンの顔
大人っぽい 顔 顔
仁の部屋へ
カツラ(ウィッグ)を付け 化粧した真理子が訪問する
その姿に驚く 仁
「真理ちゃん どうしたんだい」
「別に 上がってもいいかしら」
「ど どうぞ」
真理子の顔を見て
「真理ちゃん 一体 あの~」
「おかしいかしら 私」
「おかしいって いや~ まあ 座って下さい
俺 ちょっと ネガ整理しちゃうから」
「私くし お待ちしております」
横目で見ながら 気持ち悪 と 呟く仁
「なんだよ 今日は 急に」
「別に オホホ おコーヒー淹れましょうか」
「ああ 淹れてくれ」
「仁君 今 この部屋には あなたと私しかいないのよ」
「えっ 何か言ったかい」
「いえ 別に」
「真理ちゃん 香水つけてるのかい」
「ええ いい匂い」
「仁君 あなたのすぐ傍には女の子がいるのよ」
「分かってるよ そんな事は」
「他には 誰もいない」
「それなのに 仁君は平気なの
私 知りたいの 仁君 私の事 どう」
立ち上がり 真理子の頬をぶつ 仁
「バカ
帰ってくれ 真理ちゃん
俺は そんな 真理ちゃんは嫌いだ
帰ってくれ
帰れよ!!」
わぁ~~~
と 号泣しながら 帰って行く 真理子
「仁君 やっぱり 私の事 子供だと思ってる
子供としか 思ってない
私は 子供じゃない 子供じゃない」
駅で 泣きじゃくる 真理子
追いかけて来た 仁
さぼてんとマシュマロその13へ 続く
※ ※ ※ ※ ※ ※
その12から 続く 若い子の性の問題
今より 男女の付き合いには 厳しい目で見られていた時代
栗山さんのようにしたいけど やっぱり無理と思う真理子
栗山さんもキス以上に進むには 結婚しないとと思っている
大人になりたい けど 怖い
だけど 子供じゃない
思春期の揺れる 女の子の思いが 描かれていたと思います
仁の 真理子を思う気持ちが 誠実な態度に現れていて
なんて 好青年なんでしょうって 思ってしまいます
・・・・・・・
その9から ウィッグを付けていますが 漫画の原作の女の子に 似せているようです
しかし
今回の ウィッグは あまり似合っていなかったかな
大人の女を表現したかったのだと思いますが
化粧は う~~ん まあ 大人っぽくはなっていますが
今 見ると ああ~ あの頃 流行ったであろう 化粧の仕方なんだなと 思います
服もそうですが 化粧や 髪型も あの当時の流行りを見る事が出来て 楽しいですね
