Netflixで「幽☆遊☆白書」が始まって

だいぶ、経つ。

やっと、観た。

 

漫画の実写化を観る時に

私が、必ず思うことは、

キャスティング大事!ということ。

幽★遊★白書 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ほんと、これは

何度も言いたい。

 

キャスティング大事なんだよー、と。

 

もう、キャスティングの時点で違うなってなったら、

その実写化を観てる間中、

”違うなー、なんか、違うなー”

そして、

”あの人の方が良かったなー”って思ってしまったら、

全然、ストーリーに集中できなくなる。

 

パッと私が思い出す最近の実写化で

哀しかったのは、ジョジョの実写化だった。

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章

 

山崎賢人くんじゃないでしょ。

まず、見た目、違いすぎでしょ涙。

当時、観客が入りそうで、1番似せられそうだったのが

山崎賢人くんだったんだろうけど。

 

斉木楠雄のΨ難

 

斉木楠雄は、よかったんだけどな。

 

 

ジョジョの世界観は、

まだ、実写化しない方が良かったな、と。

 

それなら、

いっその事、

あの悪名高い「ドラゴンボール」の実写化で

笑ったほうが、まだ、マシって思っちゃう。

 

ドラゴンボール EVOLUTION (字幕版)

 

これって、後々、監督が、

「ドラゴンボールの原作を読んでなかった」って言ってて、

でしょうねって言う感想しかなかった。

もうね、違う話だったよ。

「ドラゴンボール」っていうタイトルの知らない話。

 

年末年始に心に余裕がある人には、

ぜひ、観てもらいたい。

 

そして、やっぱり、

酷かったって、

時間返せよーって、

言いながら、

笑って欲しい。

 

酷い映画は腹が立つけど、

ヒド過ぎる映画は、もはや、笑うしかない。

 

大勢の人間が集まって、

一生懸命にこんな映画、

作っちゃったのねって。

 

人間って、

たまに、こういうことしちゃうよねって。

 

そして、少し、優しくなれる自分を発見できるのよ。

慈愛って言うのかな。

 

で、今回の幽遊白書のキャスティングってどうなのよっていうと、

あくまでも私の感想だけど、

”よく分かんない”だった。

 

だって、

考えてみたら、

浦飯幽助くんって、そんなにクセがなかったのよ。

 

あんなにキャスティングって言っておいて、

なんなんだけど、

浦飯幽助くん、

リーゼントできる若者なら、

誰でもできそうな…。

 

幽★遊★白書 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ってことで、

漫画実写化と言えば、

北村匠海くん。

良きなんでは?


 

東京リベンジャーズも、

すっごい似てる感はなかったのに、

ちゃんと観られた。

 

東京リベンジャーズ

 

 

蔵馬役の志尊淳くんも、

薔薇が似合いそうだから、

ま、いっか。

 

個人的には、

HiGH&LOWの上田佐智雄が好きだったよ。

 

 飛影役の本郷奏多くん、

ん?ん?いいのか、ありか?

でも、似てるかって自分を納得させる。

 

誰もが思ったことでしょうが、

キングダムの時が最強だったけど。

良かったよねー。

 

桑原和真役の上杉柊平くんや

 雪村螢子役の白石聖さんあたりは、

そうなのかっていう。

 

戸愚呂兄弟役は、もう、

加工するんでしょって思ってたから、

雰囲気似せられるでしょって。

綾野剛と滝藤賢一で良かったけど。

 

考えてみたら、

冨樫先生の画自体が

そんなにクセがないじゃんって言うね。

 

で、感想としては、

アクションは面白かった。

物語も、成立してる感じ。

漫画を、

だいぶ、

端折ってるけど、

想像通り。

 

そうなるよねっていう端折り方で。

 

そもそも、コミックの幽遊白書自体、

冨樫先生のテンションが上がったり下がったりしてるのが、

物語にダダ漏れしてる感じだったから、

(いや、編集マンのせいなのか?)

むしろ、綺麗にまとめてるって感心してたくらい。

 

漫画の、あの尻つぼみ感、辛かった。

打ち切りが決まったからなのか、

終わりへ向かう時の雑さよ。

 

ただ、あの世の世界観が私の思ってたのとは違った。

 

和洋折衷というか、

中途半端な世界観で

安っぽく見えた。

 

世界観をアイデアで作り込んで

乗りきって欲しかったな。

 

だから、あの世パーツの

ぼたん役の古川琴音や、

町田啓太は、損してたと思う。

演出部の世界観が

中途半端だから、

出る側がひどいって言われちゃうの、

可哀想だって思う。

古川琴音ちゃんは、

良い俳優さんだって思うの。

本来であれば、

不思議な世界観にすごく似合う俳優さんだろうに。

 

観た結果、

私のイメージ通りだったのは

鴉役の清水尋也だった。

あのウィッグは、

人毛多めのものだろう。

艶がある。

 

鞍馬のウィッグは

痛みが激しいから、

アクリルが多めかもしれない。

 

私が、

なぜ、ウィッグの話をしているのか、

観た人には分かるだろう。

 

清水尋也は、

東京リベンジャーズでも

半間くん、似てた!

すごい似てた!

もともと人間っぽくないから、

(↑褒めてる)

実写化のキャスティングには、

有利な俳優さんだと思う。

 

あと、

普通に演技が好きだ。

 

「さがす」も良かった。

ってか、結構、良い作品に出ている。

朝ドラにも出てた。マモちゃん…

 

なぜ、彼が、人気俳優にならないのか?

事務所が小さめだからか?

 

ガリガリ君の

アタリ棒みたいな感じだ。

清水尋也って

若い子には出せない暗さがあって、

これが強みなんだよね。

主役よりも

めちゃくちゃ印象的な脇役感。

 

だから、

おじさんになっても、

演技観てみたいし、

長い目で応援したい俳優さんだ。

 

本郷奏多くんは、登場シーンが残念すぎた。

好きな俳優さんなのに。

かわいそうだ。

本郷くんのせいではないよって言ってあげたい。

幽遊白書の中でも、

飛影はイチバンの人気キャラだったんだから、

めちゃくちゃチカラを入れて

カッコ良く撮って欲しかったし、

忘れられないキャラに仕上げて欲しかった。

 

これは、演出部の反省点ではなかろうか。

 

総括すると、

普通に面白いよ、と言える作品。

家で寝っ転がりながら、一気見するほどでもない

エンタメ感が心地良いアクションだったよ。

漫画実写化ならではの

俳優さんの似せてる感を楽しむのもいいよね。

 

次は、何、観よっかなー。