NO,2 では、子供のいる家庭の方へのi具体的な対応方法ですが、

ぜひ浦安に住む皆さんで共有して、近所で会うお子さん達に

温かく接することができたら、余計な不安やパニックが起こらずに

済むのかなと思います。


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被災地にいなくても子どもは不安です。大人たちはテレビに釘付けでしょうから。
以下もご参考までに。


*まず子どもを安心させること  そのために、


1.どんなことも聴いていいという雰囲気をつくります。
  分からないことは分からないといってもいいですが、
  「そんなこときくな」「しらなくて いい」という返答はしないようにします。
  また、繰り返し同じ質問しても、同じ答えでいいので淡々と答えてください。


2.どんな気持ちも否定しないでください。「くよくよするな」「気にするな」など
  というと子どもは自分の気持ちをどうしたらいいかわからなく なります。
  気持ちも彼らの一部です。
  「そんな気持ちになっても当然だよ」と答えた後で、「でも、たくさんの人が
  協力して、安全な状態になるから ね」と安心感と他者への感謝の気持ちを表して
  ください。
  こういうときに、大人が感謝の気持ちをもっていることを子どもが知るのは勇気を
  もてます。

3.できるだけ不必要な変化をしないように。
  つまり日常の習慣、夕飯前は手をあわせて「いただきます」ではじめるとか、
  寝る前の儀式的なもの などできる範囲で「いつもどおり」を大事にしてあげて
  ください。
  以前に好きだった毛布やぬいぐるみなどもそばにおいてあげましょう。
  排泄や、食事、睡眠時 に赤ちゃんがえりをすることがあるかもしれませんが、
  怒ったりせず、そのまま受け入れてあげましょう。
  もちろん、普段していたお手伝いは無理のな い範囲でお願いし、
  日常習慣を守りましょう。


4.被災地にいない場合、「今、あなたは家族と一緒に安全であるのよ」ということも
  きちんと伝えてください。


5.子どもが疑問に思ってないことや、聞いてきたことではないことまで、
  詳細に語る必要はありません。
  子どもの年齢にあわせて、言葉を選んでください。
  また、情報の解釈を押し付けたり、偏った情報や少ない情報で不安を煽ったり
  しないようにしましょう。
  大人のほうが不安で、話してしまうことがあります。
  大人が柔らかい心をもつことを意識しておきましょう。


6.また、テレビの被災地の映像に長時間さらさないようにしてください。
  こんな時期にと思われるかもしれませんが、アニメやビデオを見る機会を与えて
  ください。これは大人にも大切なことです。「選択できること」というのがこういう
  事態では大切です。この番組しか見ないと決め付けないよ うに。


7.こういう試練にあったからといって全員がPTSDになるわけではありません。
  また、心の傷は必ず乗り越えていけます。大人のほうが自分のことを大切にする
  ことです。大人も違う番組をみたり、テレビをしばらく切ったりするようにします。


8.不安はいらいらや軽い興奮状態を引き起こします。
  「何かしないと」という思いも強め、必要のない行動をして結局体が疲れたりします。
  不安であるときこそ「あわてない」「ゆっくりと」と大人が自分に声をかけ、
  少しでも横になったりして休む時間をつくるようにしてください。


以上です。
お役に立てば幸いです。