先日、予告公開をしていたリコイルスターターの
ゼンマイの記事です。
よし、引き紐を取り替えてやろうと意気込んでバラして
ゼンマイバネがボヨヨヨヨ~ンと飛び出し、この様になったら
もうダメだ!と、多くの方は放心状態になると思われる
悲惨な事態となったリコイルスターターであります。
そもそも、なぜバラさなくてはならなかったのかと言うと
この様に、引き紐が切れ掛かっていたからでありまして
戻りも正常なので、このような異常がなければ、わざわざ
バラす必要はありませんよね。トホホ
構造的にはゼンマイ仕掛けである事は察していましたが
ゼンマイを取り外さなくても取替が出来るかなって
期待をしていましたが、構造的にその可能性はゼロでした。
ブラックボックスを開けてビックリ玉手箱
ヒーーーーーーッ、引き紐のリールが、のっぺらぼう
引き上げたらゼンマイが飛び出してしまう事は安易に
想像が出来ますが、もしかしたら巻きを解かなくても
何とかなるかもと思いつつ、恐る恐るリールを引き上げると
ウヒヒヒヒヒ~、これはヤバイ!ホヨヨ~ン♪と飛び出そう
やっぱりね!の、ボヨヨヨヨ~ン♪
結局は、オーバーホール状態まで分解です。
画像では見えていませんが、リールの奥の奥で
紐が固定されていて、外すのも一苦労する構造でした。
新たな引き紐を、紐の太さの直径がほぼ同じの
手元にあったロープで、代用が出来たので使用です。
少しだけ細い分多く巻くことが出来ましたのでクランクを
多く回せる分だけ、エンジンの掛かりが悪い時には楽かも?
そんなこんなで、内部のサビ落とし等の清掃と潤滑オイルを
吹き付けたりして、ゼンマイも巻いて巻いて元通りに戻して
後はカバーを取り付けて、紐の取替も無事に終了しました。
引き紐のグリップも取り付けて、完璧に修理完了です。
これで、ガンガンとロープを引いても大丈夫です。
どこまでも、いつまでも、引き続けることがないように
エンジンの掛かりを良くしなくてはいけませんね。
プラグは新品なので、心配なのはキャブですが
燃料をしっかりと吸ってくれることを願っています。トホホ
吸気口からのチョーキングなしで、一発始動を目指して
いよいよエンジン修理も最終段階に入ります。
エンジンを掛けてから、空冷風量チェック後に細かな
プレート製作もしなくてはいけませんね。トホホ
一家に一台あれば便利な、小さなエンジン
アレに使ったり、これに使ったり、応用次第で快適生活
バリバリ、ブンブンと音を鳴らして近所迷惑になりそうですね。
人々がのんびりまったりしている、人出溢れかえった
キャンプ場でブンブン鳴らしての使用も御法度ですから
誰もいない、騒音も自然環境に影響しない場所で
ブンブン、バリバリと使うしかない、雰囲気もたっぷりな
静穏、充電式モーターの時代ですから、活躍する場は
非常に少ないのも確かですね。
台風や大雨などで停電になった時に、浸水などが起きた時の
緊急用のエンジン式排水ポンプならば、緊急性が高いので
少々の騒音を出しても良いのかも知れませんね。
時代は、草刈り機も、チェーンソーも電動の時代ですから
ホント活用の場は少ないですよね。トホホ
おわり