これが日本国の現実だと思った光景。 | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

十勝・帯広を洗濯いたし申し候

Yahooの勝手な事情からの移民です。トホホ

見た感じでは、70歳は超えているだろう作業員の老人が

 

道路際で、砂利混じりの掘り難く、重たい土を一生懸命に

 

スコップを持って掘っていました。

 

その隣で、見るからに体力がありそうな、年齢は30歳前後の

 

如何にも働き盛りと思える姿の男性が、滅多に人が通らない

 

交差点の歩道の通行人の誘導の為に、全く何もしないで

 

誘導用の棒を持って突っ立っていました。

 

道路に関する作業ですから、役所の発注の工事であることは

 

間違いないと思いますが、作業をしている人達は工事を

 

請け負った会社の社員なのか、その下請けなのかは

 

見る限りではわかりませんが、恐らく季節雇用の作業員と

 

会社が手配した警備会社の、日給月給制の労働者だとは

 

思いますが、その作業風景を役人が見たららどう感じるか

 

役人目線なんかも気になりますが、老人は土を掘る仕事が

 

自分に合っている天職だから、身体が動く限りは

 

この仕事を続けたいと思って、毎日、毎日、スコップを片手に

 

土を掘る仕事を得て心地よく働いているのかも知れませんが

 

また、それとは裏腹に、単に年金だけでは生活費が足りない

 

からと、老いた身体に鞭を打ち、身体を壊すのを覚悟しながら

 

無理をしながらでも働き、年金の不足分の収入を得ようと

 

重労働をしているのかも知れませんし、まさか、車から降りて

 

その老人に聞く訳にもいきませんから、頭の中で勝手に

 

ストーリーを描きながら、色んなことを考えましたが

 

信号待ちの約1分の間に、一つの映画が完結したかのような

 

リアルなシアター、人生物語を密かに楽しませて頂きましたが

 

歩行者信号の点滅が、いわゆる、エンドロールのように見え

 

その場を離れる時には、体力がありそうな青年が老人の

 

代わり穴掘りをしてあげたら、仕事も早く片付き良いのにと

 

余計なお節介みたいなことを、思って車を発進させました。

 

老人にしてみれば、やっと雇ってもらった、この穴掘り仕事は

 

誰にも譲れないと、がむしゃらになり土を掘っていたとか

 

あのリアルな情景の余韻がまだ残っている私です。

 

誘導の棒を振る日給が少し安い労働者は、日給が1000円

 

程度高いぐらいなら、この棒振りは譲れない、互いの譲れない

 

その価値観の違いなんかも、あるのかも知れませんね。

 

老人を酷使せよ!と、麻生大閣下を初めとする与党から

 

国策命令も出ていますから、スコップを持ち続ける80歳とか

 

普通に公共事業で見かけるのかも知れませんね。

 

怖いのが労災、老人は磁石でも持っているかのように

 

わざわざ危険な所に近寄って来る性質がありますから

 

老人労働者が居ると周りの人達は注意を怠れませんよね。

 

仕事の知識が少ない、未熟な若年層と老人には注意です。

 

あっ、チンチロリンにも注意です。

 

おわり