長い長い期間の栽培となった、私が世の中で一番怖い果物
苗が枯れて栽培は終了して、直径約6センチほどの
小さな実を収穫した”メロン” その後のレポート記事です。
収穫後、直ぐに包丁で割ってみようと思いましたが
待てよ!もう少し熟成した方が良いんじゃないかと思い
5日間ほど追熟させて、触ると少し柔さを感じるぐらいに
なった昨日の夜の事、いよいよ割って中身を確認です。
何となく使い心地が良く、勝手にマイ包丁と位置付けられ
多用している包丁を手に、いよいよ半分こにしてみます。
オーーーーーーーーーッ、メロンだ!怖い怖い!
それは、けっしてアジューリ(アジウリ)ではなく
匂いも、中の形態も、色も、モノホンのメロンです。
ただ、大きさがマイクロなだけです。
果肉からは溢れんばかりの果汁も滴っています。あ~怖い!
あまりにもメロン特有の甘い香りがするものですから
怖くて怖くてパニックになり、引き出しからスプーンを
出してしまうほどの恐怖心に襲われました。
甘いに酔いの恐怖を押し殺し、スプーンで種を取り出して
種の成熟具合を確認して見たところ、これ発芽するんじゃない
そう思える成熟した種になっていました。
果汁が更に出て来て、ジュシーさがハッキリとわかります。
果汁が出たら、やはり糖度を測定しないと始まりませんから
ポケットからおもむろに、マイ糖度計を取り出して測定
夕張メロン値には程遠い、糖度8度を示しています。
香りは、夕張メロンと遜色がない、良い香りをしています。
もう、ここまで来たら、怖くて怖くて、身体はガクガクブルブルと
小刻みに震えていますから、早く目の前から、この怖い
物体を消し去りたい一心で、スプーンで実をほじくり
口の中に居れた瞬間、うまっ!もとい、コワッと声が出る
なまらメロンの味がしました。
いわゆる、スーパーで安く売られているメロンを追熟させて
食べた時の味と全く変わらぬ美味しさです。もとい、怖さです。
おっと言う間に半実を完食、テラテラに怖いので
もう半実にもスプーンを入れて、皮の近くまでこすぎ取り
もうないの~と泣きたくなるぐらいの怖さです。
あーーーーーーーなくなっちゃいました。トホホホホ
残った汁で、再度、糖度を測定してみました。
やはり、8度に変化はなく、8度でも十分に甘く感じられ
メロンとして食べられる味の目安の一つかと思いました。
最近は、カットスイカや小玉スイカが人気なようなので
小玉メロンもあっても良いのかななんて、ちょっぴり思った
越冬メロンでの肝試しでありました。
今年も種を蒔いてみようと思いますが、発芽するかどうかは
時の運、発芽の環境に種が合致するかしないか
博徒丸出し、ツモれば役満スーアンコ、競馬で言えば
大穴狙いの万馬券を狙う気持ちで挑んでみますね。
それにしても、越冬メロン怖かった~の牛負けたです。
おわり