ロープウィンチを買ったら高い!
エンジン式で、約18万円もします。
小型エンジン式なので始動がネックなのと
力はあるけれども回転速度が遅い
電気式だと約30万円もして、分速9mとか亀過ぎます。
200mの長さの物を30本、それを引っ張るのに
とっぷりと日が暮れて、夜通しやっても終わらず
更に、朝日が昇っても引っ張り仕事は終わりません。
そこで、もう使わなくなった骨とう品系のハンマードリルの
モーターを使って、ロープウインチを作ることにして
馬力のあるモーターと共に、どこの家庭にでも1台は
あるだろう、使い古してくたびれたレーシングカートの
フレームが、偶々、我が家にも1台あったので
それを利用してメインフレームを作ることにしました。
ベアリングやベアリング押さえ、シャフトもスプロケット(歯車)
全てを加工流用して、購入部品は1点だけで済みそうです。
0.75kw=1馬力ですから、1.25馬力のモーターなので
パワーは十分であり、減速比率を山勘で計算して設定
更に、調速コントローラーもネットで仕入れて手元に届き
よっしゃよっしゃで製作を進めました。
1500Wまで使える調速コントローラーなので容量にも
余裕があるので安心です。しかも、スイッチ付きは有り難い
カートのホイルをプーリーとして使っています。
ここにロープを1巻して引っ張ると、スルリスルリと
ロープが引っ張られて、ズンズンと引っ張れるのです。
モーター側が引っ張る側になります。
ロープをグルグルと巻き取るのではなく、引っ張ったロープは
そのまま後ろに溜まる感じで作業をしますよ。
試運転の時に、異常にモーターが発熱したので
これでもか~と思うぐらい、ハチの巣のように通気孔を
増やして対応したら、長時間運転してもモーターは
クールダウンしてくれて、ほんのりと暖かい程度に改善
よっしゃよっしゃの引っ張り機になりました。
調速コントローラーの低速時には、やはりトルクが細くて
ウーーーーーニノニノニノと、力不足を感じましたので
一段目のスプロケット(歯車)を、大きくしてトルクを確保
2段目は、現状のままでセッティングもバッチリです。
フレーム錆びていますが、パイプの肉厚はあり
強度の問題はなし、シャフトは切って磨いて良い感じです。
モーだの取り付け部分の触れ止めと補強にステーを入れて
何となく、アイボルトを取付けて愛を感じてます。フフフ
スプロケットを取付けるスプロケットハブは、カート1台に
1個しかありませんので、ブレーキデスク用のハブに
スプロケットが取付けられるように加工しています。
だってだって、スプロケットハブ買ったら高いんだも~ん♪
40φ新品で8、000円~15、000円ねっ高いでしょ。
全て完成して実際に使用しましたが、引っ張る速度も
トルクもバッチリ、約半日で4、200m引っ張れました。
急斜面の場所ですから、人力だと暑さにもやられ
メクラアブの猛攻を受け、背中などは服の上からガブリと
齧るし、それこそあちらこちらを齧られ、おそらく暑さと
ダブルパンチで成仏していると思います。トホホ
電源のない場所なので、2.2kwのポータブル発電機で
電力を供給して使いましたが、コンセントがある場所なら
ドルルルルルル~と五月蠅くないから仕事もし易いです。
夜釣りで、良い気に成って、発電機を回して集魚灯を
照らしている、ドルルルルルル~ドルルルルルル~
あれ、ほんと五月蠅い、やめて欲しいですよね。トホホ
スキスキ印のテラ・集魚灯を使えば良いのにね。トホホ
知恵と工夫で、約20万円以上の経費を節約
もうかりまっか!と聞かれたら、ボチボチでんな~と
今回は、言う事が出来る、スペシャル工具が作れました。
これからも、ジャンジャンバリバリ稼いでくれるでしょう。
引っ張る人足不要、労務費も削減が出来て良かったです。
おわり