重体の男性も死亡
バッテリーから硫化水素が発生か
工事中の上信越道
BSN新潟放送
新潟県上越市の上信越道で舗装工事のパトロールをしていた
男女2人が26日、駐車していた車の中で
意識不明の状態で見つかり、病院で死亡が確認されました。
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事故車両の写真を見ると、ワゴン車のルーフに
40W程度だろう、ホビー的な太陽光パネルが
取り付けられているので、エンジンルームだけではなく
室内にバッテリーをもう一つ積んでいるかも知れませんね。
そこから、過充電により硫化水素が大量に発生して
一気に室内に充満し、あっという間に意識を失ったとか
普通ならば、室内に居れば刺激臭が気になると思いますが
30代の女性と70代の男性ですから、異臭には気が付いて
いたのにも関わらず、たいしたことはないと思い込んで
点検をするとか、点検を依頼するとか、そのような行動には
出ないかも知れませんね。
開放型の鉛蓄電池は、爆発的な燃焼をする水素も
発生しますし、それらのガスは硫化も伴っていますから
腐食性も強く、車内や室内に安易に置いてはいけませんね。
開放型と比べてパワーは劣りますが、密閉型のバッテリー
ならば、バッテリー内部でガスを吸収処理しますから
わりと安全と言えば安全ですが、使い方を誤ると過熱したり
下手をすると破裂したりしますから、取り扱いには十分に
注意をすると共に、知識も身に付けるべきですね。
車中泊あるあるにならないように、気を付けなくてはですね。
なんでまた開放型バッテリーを使ったのか、安価だからとか
メーカーのセット販売だったからとか、設置する時に
注意をすれば防げた事故ですが、ご本人たちも、まさか
こんなことで命を奪われるなんてと、思っているでしょうね。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌
おわり