ニーエスシー1815、2石で作るFANコントローラー
ニーエスシーと聞いて、それって、美味しい物なのですか?と
思わず聞いてしまう人には、大変、退屈な記事になりますので
予めご了承くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
スイッチを入れるとFANが回る、ONとOFFの制御ならば
何だかつまらないと言う事で、対象物の温度が上がれば
その温度と比例をして、FANの回転数を上げたり落としたり
自動で行う制御回路を、様々な回路図や文献を参考に
自部なりにアレンジをして組み上げました。
今時、トランジスター?なんて、腹を抱えて笑うマニアも
多いかもしれませんが、だってだって、新品の2SC1815が
20個ぐらいあったんだもん、だから在庫処分も兼ねて
ジャンク基盤から、取り外した抵抗等々も使い、激安で
製作をしたくなったんだから仕方ないでしょ~
そだね~!それは仕方ないよねぇ~と、ご賛同を頂ければ
幸いでありますが、そんなガラクタで出来るんかい?
なんて、おっしゃるマニアも多いかもしれませんね。トホホ
全体のイメージがわかるように撮影しました。
コントローラーの電源は、5Vに決めて作り上げましたが
画像の、でっかな方のFANは、12V用だったので
試運転の時に、一瞬、固まってしまいましたが繋いでみると
定格電圧よりも低い電圧でも回ってくれたので、そこそこ
実験の足しになりました。
ちっちゃな方のFANは、5V用なので高回転の試験も
無事に出来て安心しました。
写真の写りが悪いですが、こんな感じで組み上げて
追加で、FAN側にコンデンサーを意図あって取付けました。
制御が利いていてFANが止まっているのか、それとも電源が
来ていないのかが一目瞭然となるように、赤いLEDの
パイロットランプを付けたのは正解だと思いました。
どこのご家庭にでも、1本や2本あるだろう、取外されて
今は使っていないサーミスター、即ち、温度センサーを
測温センサーとして使っています。
センサーの基本抵抗は、10KΩの設計ですが、あれこれと
センサーを取替てみて、超速具合、いわゆる、センサーの
抵抗のドリフトとFAN回転が良い感じのものを調べました。
その結果、手持ちのサーミスセンサーは、室温向きの物と
やや高温向き、アッチチの高温向きの3種類として判明
それぞれ用途により、センサーを取り替えることで
使い分けが出来る事がわかり、三倍お得になりました。
回り始めからフル回転になる、抵抗のドリフトの感触が
なんともマニアックで、見ているだけでワクワクしてしまう
そんな単純な私だったりします。
現在も、あれこれと実験をしながら、不具合がないかも
チェックしながら遊んでいたりしますが、何も問題がなければ
ケースなども考えて作らなくてはいけませんね。トホホ
その場にいなくても、何かを自動的に冷やしたい時など
その用途は多いと思いますが、温度に比例してモーターの
回転を制御したい時には、非常に便利な回路ですよね。
いわゆる、マララちゃんに褒められる、省エネにもなりますね。
回すか止めるかではなく、適温に保つために無駄な
エネルギーを使わなくて済み、過度な風は送らないので
冷やし過ぎもなく省エネになり、そして、モーター駆動系
ならば静音にもなるので、雑音の低下になり環境にも
優しいとか、そして何よりもジャンクの基盤から取外した
部品を多く使っているから財布にも優しい訳でありますよね。
電子回路って面白いけれども、奥が深すぎて
深入り注意、トリコになったら抜けられなくなりますよね。
おわり