原子力事業者からの提供額に誤り=
規制委審査会の山中委員―規制庁
原子力規制庁は8日、原子力規制委員会に核燃料関連施設の安全性について助言する
審査会の委員だった山中伸介大阪大副学長が、原子力関連の事業者から
資金提供を受けたとしてホームページで公表していた金額に誤りがあったと発表した。
山中氏は2014年5月から審査会の委員を務め、今年9月に規制委の委員に就任予定。
山中氏は2014年5月から審査会の委員を務め、今年9月に規制委の委員に就任予定。
誤った情報は国会の同意人事の資料としても使われていた。
規制庁によると、14年度に共同研究などで2社から
規制庁によると、14年度に共同研究などで2社から
受け取った計約245万円について、申告していなかった。
書類作成時に抜け落ち、山中氏の確認も不十分だった。
一方、16年度の計上額に、対象外の経費が含まれていることも判明。
一方、16年度の計上額に、対象外の経費が含まれていることも判明。
14~16年度の資金提供額は、差し引きで約150万円増え、計1609万円余りとなった。
山中氏は規制庁を通じ「不注意により関係者に多大な迷惑を掛け、
山中氏は規制庁を通じ「不注意により関係者に多大な迷惑を掛け、
弁解の余地もなく深くおわびする」とのコメントを出した。
同庁も謝罪し、再発防止に努めるとした。