仕事は、段取り8分、段取りの良し味が、直接、利益に直結です。
短時間に仕事を終わらせる事が、利益を出す秘訣ですが
そんなに早く終わったのに、こんなにお金を取るの~とか良く言われます。
いえいえ、貴方の見ていない所で、仕事をしているのですよと言っても
ピンと来ないのが一般の方々ですから、これは仕方がない事ですね。
ボルト一本、ビス一本がないだけで、全く仕事にならない事が多いですから
何を使うか良く調べて準備をすると共に、もしかしたら、このような物も
場合に因っては必要になるかもと推測することも非常に大切ですね。
ホゲェーとして仕事に行けば、アレがない、これがない、これはあれがないと
出来ないなんて、半分遊びのような仕事になるのは、最も避けなくてはならない
技術者のイロハのイですが、何もかも人にお任せ、考えることをしない者は
人に言われた事しか出来ないので、使う物も用意する物も思い付かないので
仕事を始めてから、ああ困った、あれがない、これがないと始まりますね。
また、元々、考える能力が低く、仕事の腕も悪い者は、アレがないと出来ない
どうしてもアレじゃないと出来ないんだも~んと、直ぐに決め付けてしまい
いわゆる、余計な物をたんまりと積み込んで、仕事量の倍も3倍とか物を
用意していたり、仕事の機材を持ち運んだりするのも、大きな仕事のベガス
もとい、ロスでありますから、ロスが出れば利益も減る、利益が減れば
評価も下がり、当然にボーナスも下がるのは、当然の社会の仕組みですよね。
技術者の技術料とは、手を動かしている時だけが、労働報酬ではなく
段取りをしている時間も加味されての技術料であることを、理解してくれたら
あっちの方が安いとか、仕事の速さを比べたら、安易に安いだけが
良いものではないとわかると思いますが、アレがない、これがないからと
ダラダラと仕事をされて、頼んだ自分の時間も相手に取られてしまうのも
いわゆる、依頼者にとってはロスですから、そのロス分を差し引き総合評価で
技術料とかを見て貰えると、きっと嬉しい技術者が非常に多いと思います。
便利な材料や工具も沢山ありますが、これが又、高価な物が多くて参ります。
便利だからと、代用品を探さずに、何も考えずに何でも買っていては
それこそ、経費倒れや材料費が嵩み、当然に利益が大きく減る事にも繋がり
頻繁に長く使えば使うほど、その便利さから利益が生まれるならば
それは買いでしょうが、継続して利益を生まないような工具や機材、そして
一回ポッキリで終わっちゃう物は、よく考えて購入しなくてはいけませんよね。
付け加えると、1回で多大な利益を生む工具や物は、全くの別ものですね。
金属に穴を開ける、ただそれだけの仕事であっても、ドリルビットの径や
金属の材質にあわせたビットの用意も必要ですし、一般鋼用のドリルビットで
ステンレス鋼に穴を開けようとしても、ヒー吹くだけで、ドリルビットの先は
テロンテロンになってしまって、穴が開くどころか、その熱でステンレス鋼が
もっと硬くなり、エェェェェェェェッとなってしまいますから、的確なドリルビットを
チョイスする、これも立派な段取りでありますね。
知識がないと段取りは出来ない、だから、ひび勉強が欠かせないのが
技術者の宿命、それで飯を喰らっているのですから頑張らないとですよね。トホホ
誰でも1000円と安倍は言ってますが、それは、大間違えだと私は思います。
おわり