あぁ~懐かしぅい~と、急に思い立ち作って食べたくなったアレ!
だってだって作りたいんだも~ん~♪と、ダハンをしてまで
懐かしくなって、作りたくてしょうがないんだから、決行しちゃいました。

①
いわゆる、貧乏な家庭では、日常的に
子供達が食べていた、三時のおやつのアレです。
しかし、日常的と言いますが、粉は高価なので
そんなに頻繁には作ってくれませんでしたね。
いわゆる、なく子も黙る 「澱粉カキ」 です。
郷土料理には、蕎麦ガキって物もありますが
その、でんぷんバージョンであります。

②
大さじ一杯のデンプン粉を
みそ汁などの時に使うお椀に入れます。
意外にも、これだけの少量のデンプン粉で
OKなのであります。
真っ白い粉が、どのように変化をするのか
もうもう、皆様は、画面に釘付け
目を皿のようにして囓り付いて
見ていると思います。

③
水を大さじに掬い
零さないように、手を振るわせないように
慎重に、慎重に、2杯入れます。

④
いわゆる、料理業界の専門用語では
通称、水溶き片栗粉と言われる状態に
する訳でありますが、この水の量が
非常に重要でありますから
画面の前にいらっしゃる皆様は
鉛筆とノートを用意され
しっかりと分量のメモを
お取りになられる事を推奨いたします。

⑤
水を入れたら良くかき回します。
グルグル、グルグル、グルグル♪
混ぜるのを止めると直ぐにデンプンは
そこの方に溜まりますが、大丈夫です。
なんの心配もせずに
安心をして、次のステップへお進み下さい。

⑤
次に、お湯を用意する訳でありますが
ご覧のように、98℃のポットの熱湯なら
大丈夫だろうと使いますと
私のように、完全に失敗をしますから
必ず、薬缶かケットルでお湯を沸かして
通常の気圧で、摂氏100℃になり
完全に沸騰している、テラ・沸騰水
熱々のお湯のご使用を強く指示いたします。

⑥
良く水溶き片栗粉をかき混ぜながら
お湯を注ぎます。
注ぐと直ぐに、ご覧のように
水溶き片栗粉が、あぁ~ら不思議
変化しますから、画面のような感じに
なるぐらいのお湯の分量で
お湯を注ぐのを即座に、停滞なく止めて下さい。
考え事をしながら、注ぐなど以ての外です。

⑦
お好みで、やや固め、やや柔めに
調節するチャンスは、この時であります。
何度か作ると、注ぐお湯の分量が
わかりますので、鍛錬を重ねて下さい。
透明なジェル状になりスプーンから
ゆっくりと落ちる程度が良いと思います。
やや高速でしっかりと掻き混ぜながら
お湯を注入しないと、玉になりますから注意です。

ほぉ~ら、みてごらん、なっ!って感じでしょ。
透明なジェル、まるでアメーバーか
スライムのような様相なのであります。
あの白いデンプン粉がこんなに透明に
なるなんてショックを受けた方々も
大勢、いらっしゃるとは思いますが
これが科学なのです、その理屈は分からない
そんな私です、その変化の仕組みは
デンジロウさんに聞いて下さいねぇ。トホホホ

⑨
まだ調理は終わりではありませんので
次に、小さじに砂糖を一杯取り出して
スライム、もとい、澱粉カキに掛けます。
サッサッサッっと、あまり気にせずに
砂糖をかけちゃって大丈夫です。
どうせ、掻き混ぜますからね。

⑩
こんな感じで、ドバッとやっちゃって構いません。
砂糖を投入したら、わっせわっせと掻き混ぜます。
まんべんなく砂糖が混ざるまで掻き回します。
まるで、何かに取り憑かれたように
必死になって、掻き回す必要はありません。
無駄な時間と体力は、使わないようにしましょう。

掻き混ぜると、ご覧のような感じになります。
これで調理は終わりです。
後は、食べるだけ
もうもう、口に入れて
食べるのが待ち遠しくなる訳です。
懐かしい味、あの味に久しぶりに触れられる
そんな嬉しさが込み上げて来る訳です。

⑫
これが完成した 「澱粉カキ」です。
作るコツとしては、水溶き片栗粉の
澱粉粉と水の量をしっかりと調整
注ぐお湯は、必ず、100℃の熱湯を使う
熱湯を注ぐ時には、掻き混ぜる速度を
早めにするなどを、しっかりと実行すれば
ダレでも簡単に作る事が出来ます。
摂氏100℃の超高温の熱湯を使う料理なので、お子さま一人での調理は
絶対にしないように、ご家族の監督・監視の元での調理をお願いします。
あ~美味しかった、とっても懐かしい味に、馬勝った、牛負けたでありました。
みんな貧乏だった時代の美味しい子供のおやつ製作の時間は
おわり