政治と金を考えながら、それと平行し仕事の事の事も、深く考えなくてはならない
なんとも、身動きも出来ない様な、地獄のような2月なのである。
もうもうもう、胃が痛くなり、頭も非常に痛くなるのである。
こんな時には人は、ストレス発散をしなくてはならないのだろう。
ストレスを発散させなくては、身も心も持たないのであろうが
どうも自分で気持の転換が上手く出来ていない様である。
ちょっと前の自分ならば、釣りやスキー、スノーモービルなどで、上手にストレスを
発散、分散させていたのだが、妙に外に出るのが億劫な気持になり
外に出る事に対して重いブレーキが掛かっている様である。
いや、違うな、外に出たくないのではなく、出られない状況に心がなっていて
物理的にも自由な時間がない事が、大きな障害になっているのである。
たかだかの政治に対して、何も力がない自分が思い詰めて考える行為は
ある意味では、下手な考え休むに似たりと言うような、愚の骨頂な行為なのかも知れない。
同時に二つの事を考えるなんて、あの伝説上の聖徳太子ではないのであるから
絶対に無理なことなのであろうし、自らが自らを痛め付ける行為は、自分を磨り減らすだけの
全くもって宜しくない行為なのであろう。
みんな好きな事を見つけて、上手くやっているじゃないか、自分もそうするべきだよと
天使ちゃんが呟くが、どうも素直に聞けない自分が此処にいるのである。
人間の心はガラス様に壊れ易くて、自分の心を追いつめれば追いつめる程に
暗い穴の中の土壺に填り、真っ暗な壺の底で藻掻き続け、どんなにも藻掻いても出られない
ツルツルと滑る壺の減りに、爪を立て登ろうと努力はするが、直ぐに滑り落ちてしまい
暗い壺の底に沈み倒れてしまうのであろう。
精神が病んでいる、病みつつある、やむまで待とうホトトギスと、黙って時に紛れるか
それとも、病まぬなら、病ませてみようホトトギスと、自らを追い込んで行くのか
病まぬなら喰ってしまえよホトトギス、キェ~ッ、なんだか出て来る発想迄もが
全部が暗い訳で、此処は暗い壺の底なのか、いつもポケットの中に入れてある
粗品で貰った小さなLEDライトを点灯させてみる。
明るくして周りを見てみると、壁には無数の爪の引っ掻き傷が残っていて
おお、これは、誰かが藻掻いた引っ掻き傷なのである事が、ハッキリと見えたのであった。
人間が飛び跳ねて、届くぐらいの高さまでしかその傷がない、おそらくは外に出られずに
ずうっと暗い壺の底に居続けていたのであろう。
だが壺の底には全く物も欠片もない、と言う事は、さては、壺の入り口から下ろされた
縄ばしごで登ったのだな、上手くやりあがったな。
笛を吹いたら誰かが気が付いてくれて、縄ばしごを下ろしてくれるに違いない。
そう思っても笛がない、井上陽水の歌じゃないが、傘ではなく笛がないのである。
問題は、笛がない事であり、笛がない事をなんとかする為に、更に思案を重ねる訳であるが
そうなると、更に、胃が痛くなり、頭も痛くなるので、二重底の壺の底が又開き
ヒューっと壺の底にある、二番底であろうその場所に、無常にも落ちてしまうのであった。
この侭で落ち続けたら、地球のコアまで辿り着いてしまうかも知れないのである。
地球の内部は非常に高圧で高温である、この熱をなんとかエネルギーとして
人類は利用する事は出来ないのだろうか、その熱を取り出そうと実験を重ねている者達が
いるらしいが、アラブの石油王や、油で莫大な富を築いている者達が、既得権益死守の為に
無尽蔵にあるエネルギーが世に出てしまうと、非常に困るから、そんな研究には研究費を
出さないようにと政治家を金で買い、妨害工作もしているらしいし、学者を金で買い
ある事ない事を人々に吹き込んでいる、そんな話しもあるようで、なんともなんともなんとも
世の中は金の欲に埋もれた地獄の3丁目なのであろう。
ピンポンと音が鳴り、サーっと開いた扉から、下に参りますと案内をしてくれる
エレベーターガール、もとい、エレベーター乗務員は、下界、汚職時催し物コーナーでは
只今、政治献金を受け付けております、と、やんわりと「金をよこせ」と言っているのである。
金をよこさない奴の面倒は見ない、協力しない奴は潰すと、言っているムネヲの姿も見えていて
なんだかね、なんだかね、日本国の政治は、なんだかねと思ってしまうのである。
だから、重要な問題は、今此処に「笛」がない、その事だけに尽きるのであろう。
おわり