安さへの欲望は社会を壊す。 | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

十勝・帯広を洗濯いたし申し候

Yahooの勝手な事情からの移民です。トホホ

安い事は良い事である、そう考えるのは普通の事である。

しかし、何故に安いかを、深く真剣に考える人などは、極少数なのであるのが現実なのである。

自分が遠くに早く行きたい時には、どの交通手段を使うかを、移動時間と予算、体力などを

複合的に考えて最も効率的で経済的な、交通手段を選ぶ事だろう。

移動時間を重視した場合には、航空機での移動が最も早く体力の消耗も少なく

最も良いであろうが、しかし料金が高額なのが難点であり、予算が無い場合には

鉄道やバスなどを選択する事であろう、しかし、大人数での移動となれば

有料道路の通行料金、フェリー料金、燃料費などで済む、自家用車を使った乗り合いでの

移動となる場合も多くあるが、金は掛からないが、体力は相当な分消耗してしまう訳である。

それを踏まえて考えてみると、航空機での移動は高額であるが最も便利であり体力も

あまり使わなくても良いので、利用料金は高額であって、極自然に当たり前の事である。

しかし、人間という者は不思議なもので、一番体力を使う自動車での移動と、高額であって

当たり前の航空機での移動とを較べて、高いだの安いだのとの賜るのである。

自らが自家用機を保有し、管理費までも年間を通じて支払っているならばまだしも

必要のある時だけ乗せて貰うのに、目に見えない経費の事は一切考えずに

自分は金を払う客なのだから、偉いんだと言うかの如く、あそこまで行くのに

運賃が高いだの安いだのと、好き放題に文句を言い、能書きを垂れている者が実に多い。

パイロット1人を自分が目的地まで移動する間、自由を奪い拘束する訳であるから

その対価としてパイロットに金を払う訳であり、パイロットも旅客を運ぶ為に

パイロットとして持つ全ての能力を惜しむ事なく、報酬を頂く為に提供をするのである。

客の代わりに飛行機を操縦している訳であるから、旅客とパイロットは、いわば一心同体

1人はみんなの為に、みんなは1人の為に、一生懸命になっているのである。

金を払っているのだから、従って当たり前と考えるのは、金を中心とした考え方であるから

金の力で相手を思い通りに動かせると、大きな錯覚をしてしまうのであろうし

まだ、金を貰えるのだから、金をくれる相手の言う事を、絶対に聞かなくてはならない

金が常に中心にある、金に支配された考え方になってしまうのであろう。

材料を揃え増したので、どうぞ組み立てて下さいと置かれた物を、自らの力と能力だけで

無事に組み立てられるのであれば、良いのだろうが、十分な能力も持たずに軽い気持で

技能も学ばずに、安易な気持で作業に取り掛かれば、経験不足から事故を起こしたり

不測の事態も起こる可能性が高く、それらをすべて、自己責任で済ませてしまえば簡単に

済んでしまうのであろうが、何故に組み立てる為に報酬を頂き、生活の糧にしている者が

いるのだろうかと考えた場合に、それを組み立てる為には、技能と知恵を持った者が

扱う物である事は確かであり、技能も知恵もない者に与え、不測の事態が起こる可能性が

あると分かっていながら、与えてしまう事は、リスクがある事を相手には教えずに

絶対に儲かると、先物取引や株の取引を勧めているようなものであり、どんなリスクがあるか

まずは、多くの人に説明する義務を負うのであろうと、私は強く思うのである。

高度な技術と知恵と経験が必要もない、そんな物であるのに、高額の報酬を取っている

そんな職業は、世の中には決してないのであって、全てのリスクを背負い

報酬を頂いた人の身代わりとなり、危険もリスクも承知の上で、自分の持つ技術と知恵を

惜しげもなく出し切って、日々、多くの人が一生懸命に働いていると、私は強く思うのである。

商業として考えた場合、技術や技能を持つ者が、他の者の為に知恵や指導をする場合には

その人が行えば頂ける報酬の対価と同じ額を、自動を受ける側の者が支払うべきであって

技能を教える、指導するだけだから、その報酬は安くて当たり前であるとした

徳だけを安く買い叩く様な考え方をしては、決していけないのだと思うのである。

それが、小さな集落であって生活を営む上に於いて、必ず必要な物であり一つの物を

作る為にでお互いが助け合い協力し合う、小さな社会、環境の中であるとしたならば

全ての人々が、無報酬の中で相手の事を思い協力し合うのだから、良い事となるのであろう。

誰かの他人の為に人が働く場合には、必ず、報酬というものが必要であり、それが金であったり

物であったりする訳で、労働の対価を他人が値切るなど、本来してはならない事であって

札束で頬を叩くような行為をするなど、人間のする事ではなく、言語道断な行為であろう。

本来、人材派遣会社などと言うピンハネ専門の業者などが、日本国政府の承認を得て

合法的にピンハネ野郎どもを、存在させていること自体が、完全なる過ちなのであり

国民は職業を自由に選べるとした憲法を、介錯の仕方を誤った、一部の権力を持った平蔵とか

小泉だとか言う、そんな国会議員が自由だけを取りだし、自由だけを世に放ち

自由だけを一人歩きさせた、ものづくりを馬鹿にした、貧富の差を助長させる

完全に過った政策から、一気に人々の生活も社会も、悪い方向へ急変させてしまったのだろう。

安くできて当たり前、その影にどれだけの技術者が、どれだけの労働者が、人目を忍びながら

歯を食いしばりながら、低賃金、激務、サービス残業に耐え続け、その果てに急な解雇や

失業に家族を抱え路頭に迷い、泣いている事だろうか。

そんな事を続けていた、飛ぶ鳥までも落とす勢いのトヨタであったが、あまりにも悪戯が過ぎ

ののたまは、そんな姿をちゃんと見ていて、今回、大きなバチを当てた訳なのである。

なんだか、なんだか、なんだか、とっても世の中が、嫌~になっちゃった。

石川よ、貴様は一度、国会議員を辞職しなさい、そして、無所属でもう一度選挙を戦いなさい

帯広市民を愚弄するのも好い加減にしろ、どこまで国民を舐めているのだ、巫山戯るなと

石川に面と向かって、厳しく叱りたいのである。

小沢逮捕も時間の問題だし、全てを暴露してスッキリとして、また選挙を戦えば良いさ。

おわり