トヨタ 部長級2200人、新車購入 業績回復へ「自主的」行動
1月14日8時5分配信 産経新聞
世界的な新車販売の低迷を受け、トヨタ自動車の部長級約2200人が3月末までに
自社の新車を購入する取り組みを始めたことが13日、分かった。
部長職の自主的な行動からスタートしたが、一部の役員も同調している。
業績悪化に歯止めをかけるための異例の取り組みだ。
9日に開いた部長会の総会で決定した。トヨタには部長級に相当する基幹職1級と2級、
理事が計約2200人いるが、それぞれが「強制ではなく、あくまで自主的」に
トヨタ車を購入するという。
車種や価格などの制限は設けない。
この取り組みに常務役員以上の一部経営幹部らも賛同し、すでに複数の役員が
昨年11月に発売した超小型車「iQ」や小型車「ヴィッツ」などを注文。
中には2台の新車購入を予定している幹部もいるという。
世界的な自動車不況が続くなか、トヨタは今期、連結ベースで初の営業赤字に転落する見通しだ。
昨年12月の新車販売台数も主力の米国市場や日本国内で大きく落ち込んでおり、
回復の兆しは見えない。
ある幹部は「自ら買って乗らなければ、その良さがわからず、人にもすすめられない」と話し、
販売回復の一助を担う意味合いを強調するが、全社的に危機意識を共有化する狙いもありそうだ。
自社製品を購入する取り組みは、経営不振に陥った三洋電機が平成16年12月から4カ月間、
全役員・社員を対象に実施したケースがあるが、自動車では極めて異例だ。
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遂に、天下のトヨタも最終手段を決行したらしい?
いわば企業組織内、マルチ商法であろう。
役員の報酬を大幅に下げず、手っ取り早く派遣労働者の首を斬り
売上額だけを維持する極悪非道な遣り方を、世間はどう見るのだろうか
自己保身に媚びた富裕層達の、最後の足掻き、断末魔にも見える。
果たして今回の方策は、吉と出るか、凶と出るか、お釈迦様のみしか
その結果は知らない事だろう。
次は、当面の現金を用意する為に、原価割れの在庫処分の投げ売りを始めるか
社員の給料は、車両だとか、エンジン単体だとか、現物給与などの方策を始め
最後には、自動車をハンドメイドで製作する、昔ながらの会社になって
本当に必要な人達だけが存在している、良い会社に戻るのかも知れない。
本田宗一郎さんは、草葉の陰から、どんなメッセージを人々に送っているのか
聞いてみたい気もするが、それも無理なのであって・・・・
おわり