労働対価一律法の施行 | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

十勝・帯広を洗濯いたし申し候

Yahooの勝手な事情からの移民です。トホホ

原材料→運搬→加工精錬→運搬→製品製造→運搬→問屋→運搬→小売→消費者
 ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓  ↓  ↓  ↓
 労賃  労賃  労賃  労賃  労賃  労賃 労賃 労賃 労賃

図を見ても分かるように、全てに労賃が掛かっている
小売りされている商品の価格には、様々な労賃が多く含まれているので
製品価格に多く含まれている労賃を大きく削らないと最終的には
製品価格は安く成らないので、市場での安売り競争には勝てない商品と成る。

ならば、どの労賃を削り易いのかと経営者は考え始めるのである。
原材料から続く流れに、運搬の項目が4ヶ所に存在しているので
運搬労賃を共通した運輸会社を使い、一括で労賃を下げてしまえば
運搬労賃×4の値下げと成るので、製品価格のコスト削減効果は大きく
市場での安売り競争に参入が出来る一つの要素と成る。

経営者はそこから崩し始めるのだが、図の流通経路では
それぞれに違う荷物の重さや量であって、別々の会社が運搬業者を決めて
手配しているので運賃の金額が違うので、運賃の中に含まれる共通の部分労賃に目をやり
それを統一する為に、会社同士の横の繋がりを利用して、一律の策略を練るのだろう。

運搬業者には労働組合が存在している会社も多く、賃金を削るのは反発も強く
企業経営者達にとって至難の業である事から、組合に所属していない労働者に
目を向けてまずは少し値を下げた価格の提示から動き出して、運ぶ物は際限なくあるから
この仕事をすればまずは食いっぱぐれはないと、労働者の安定と言う欲望を引き出して
労働組合に加入していない労働者に、運搬を全て任せる様に動き出す。

暫く間を置いて、更に大幅な値下げを運搬労働者に提示をする。
値下げに同意しなければ、他の業者に仕事を回すと話を切り出す

その一方では、労働組合のない運送業者に仕事を奪われた、労働組合がある会社では
労働側の強い反発から、労賃の値下げをしないとの理由から、あちらこちらから取引が
停止され仕事は激減し、会社の収入は大幅に激減して経営すらも逼迫した状態となり
運輸会社の経営側は、組合幹部に以前と同じ取引量を、今すぐに確保しなければ
会社と労働者は共倒れになると強く説明し、労働者達に賃金の削減案をする様に
組合側に提示をし始めている。

会社が倒産して共倒れを望むのか、それとも安い給料にして生き延びるのかを
労働組合幹部達と労働組合員達の話し合いが始まり、会社が倒産をして収入が
ゼロになり家族が路頭に迷う事を恐れて、安い給料で働く事が決定される事だろう。

労働組合のない会社では、利益も出ない採算ギリギリの値下げには同意せず
現行の料金を強く求めて来るが、ならば他の業者に仕事を回すと交渉は決裂する
決裂の情報が外部に漏れる前に、今度は労働組合がある会社に連絡を取り
労働組合のない会社に提示した金額よりも、尚も値下げした金額を提示して
全ての仕事を請け負うか交渉を始め、経営が逼迫し背に腹を代えられないので
一つ返事で安い労賃で仕事を請け負う事となるだろう。

で、此処まで、最終的に誰が儲けたのかを考えてみると、運賃を値下げをさせた
経営者が得をしているかの様に感じるが、製品は激安市場に投入されているのだから
薄利多売で大量に売れなければ、とても採算の合う商品に成らないのだから
商品を多く売る為に、販売コンサルタント業者を雇い入れ、別の経費が投入されて
労賃を浮かせた利益は、コンサル会社に回される形になり、その契約はおそらくは
売上げを約束した契約ではなく、多く売れるか売れないかは山の物とも海の物とも
全く想像が出来ない中に、誰かあかの他人の労働者の労賃を掛けてしている
博打のようなものと成っているのだろう。

爆発的に売れれば利益が出て、製品を売った経営者の会社が儲かるが
売れなければ、販売数量の保障がない、販売コンサル会社が丸儲けになるのだろう。
だから経営者は、コンサルタントに仕事を任せる場合には、最低販売数量を限定した
その売上げ数量に届かなかった場合には、補償金が発生する契約をしなくては成らない
そうしないと、削られた労働者の賃金は、悔し過ぎて泣き声を上げる事だろう。

頭脳労働者の勝ちでは、肉体労働者があまりにも可哀想過ぎる。
だけども、自分の仕事を安売りしてでも、欲に流れてしまったのだから
久間じゃないけれど、自業自得だから、しょうがないのだろう。
労働の対価を日本国政府が基準として定めれば、このような労賃を騙し盗られてしまう
悲惨な現状にはならない筈であるが、経団連の御手洗とかが、自民党や公明党にバラ撒く
巨額な献金の力で、その様な法律が施行されないように、バリアを張っているのだろう
結果、労働者は、金持ち経営者達に虐げられ続けると言う事で、政財界の伏魔殿は
日本国国民の事などは、大切に考えておらず、自分達が裕福に暮らして行く事だけを
狡賢く悪そうな顔をしながら、真剣に考えているのだろう。