政財界の巾を利かせている、あの糞ジジイ・糞ババアをタイムマシーンで
タイムスリップさせて、昔の時代(昭和初期頃かな)に、送り込みましょう。
では、アキバ・ローゼン博士、タイムマシーンの準備をお願いします。
タイムセットは、1926年1月1日午前0時 スイッチON
ゴーン~ 108っ目の除夜の鐘の余韻の音が響く、月明かりだけの暗い町の中に響いている。
タイムマシーンで過去に飛ばされた事など何も知らない、政財界の巾を利かせている
あの糞ジジイ・糞ババアは、キョトンとした顔で、なにが起こったのかと驚き突っ立っていた。
すると「あけまして おめでとう」と声と共に、政財界のジジイ・ババアに
近づいて来たヨレヨレの着物姿の子供が一人、月明かりに照らされ立っている
年の頃は10歳ぐらいであろう、ニコニコしながらすぅっと手を伸ばし
その姿はとても人なっこく、小さな手は何かをねだっている様子だ。
しかし、ジジ・ババは子供に声も掛ける事なく、挨拶を返す事もなく
完全に無視をしながら、ジジ・ババ達だけの会話をごちゃごちゃと始めたのである。
ここが何処なのか調べるようと、話が決まったのだろう、西も東も知らない中に
古い建築様式の家が建ち並ぶ町の中に、一本だけ続く細い土の道を歩き始めた。
子供は寂しそうにその場に立った侭、じっとジジ・ババの方を向いていた。
すると突然、大きな声で「挨拶もできん奴は 鬼に喰われろ」と子供は叫んで
ジジ・ババと反対方向へ勢いよく走り出した。
町の中には外灯もなく月明かりの中、ジジ・ババは歩き続けた。
誰かが、何処か一軒の家を訪ねて、ここが何処なのか聞いてみようと言い出したのだろう
ジジ・ババは、一斉に頭を立てに動かして、それは良い考えだと声が聞こえた。
町の中の家には、どこも明かりが灯っていなかったが、一人の男が皆を先導しながら
ここにしようと、一軒の少し立派な家を選び、木戸をドンドンと数回強く叩いた。
お尋ねしたい事があります、どうか起きて下さいと、大きな声で叫びながら木戸を叩き続けた。
すると家の奥の方から、「なんだこんな夜中に だれだ」と。不機嫌そうな声が聞こえ
一人の大柄な男が戸を開けて出て来たのである。
すると男は、「貴様らか 挨拶もできねぇジジ・ババは」と大声を出して
ジジ・ババ全員をひと呑みにしてしまったそうだ。
そして、現在は私利私欲のない、人々が幸せに暮らす良い時代になったそうな
めでたし めでたし。
時間がゆっくりと進むスローな時代に向けて、人々は工夫しなくてはならないのだろう。
便利さを追い求めればそれだけ、エネルギーを消費してしまう事は、誰でも分かる事であるが
どうも、それは自分には関係のない、他の場所にある異次元の話、他人事として考えている
人達が多く、現代社会に於いて便利さを求めない者は、全くもって愚の骨頂、化石か古い考えの
者であるかのように蔑み見る、テメェ達で勝手にやってろ的な、心で見ている人々も
随分と大勢いるようで、新製品が出れば、ホイホイと飛び付く新しい物好きが普通にいて
流行に乗り遅れたら一大事と考えて、消費行動に動く者達の存在が、特に目に付くのである。
アイホーンだかが売られれば、長蛇の列が出来て、飛ぶように品物が売れている華やかさが
あるその影では、資金力が唸りを上げているレアメタルの争奪戦があり
世界では、1日数千人という子供が餓死をしている現実があり、高額が高額でなくなった
金の価値は商品に握られている、経済界の奴隷と化した消費者の姿が見えて来る。
ヨシタケ印のキャラメルもそう、無駄に捨てる分を価格に転嫁し、漁民は油が焚けず
休業する姿を自分達の目で見ながらも、そんな世の中の妙ちくりんな歪みに気付かぬ侭に
必死になって先を争い浪費行動に、現を抜かす高学歴があろうとも、それにすら気付かない
お粗末な結果に成ってしまっているのだろう。
その多くは、20万円の給料の約10%を携帯電話等の通信費に充てながら
果たして人は何を得つづけているのだろうか、安全なのか、安心感なのか便利さなのか
楽しさなのか、快適さなのか、労働の辛さを癒す、10%以上の力となる価値があるから
惜しまずに自分の労働の対価を捧げ、料金を払い続けているのだろう。
誰かがそれを求めるから、誰かがそれを作り、市場に出回り人々に売り買いされて
それが人々の利益となり、人の手に渡る労働の報酬となり、そしてまた使われて
グルグルと巡るお金とは、人々の身体に巡る血液のような存在なのだろう。
生きる為には止めては成らない、自然の循環、だが栄養分が過多となると
人は病に陥る事になる、それと同じ事が今、経済の中で起こっているのだろう。
早く治療して治癒させなければ、「大変なことが起きますよ」みたいな
テレビのあの台詞が、頭の中に駆け巡るのである。
臨界を向かえた脳味噌は、まるで核分裂を起こした制御の出来なくなった核施設
目に見えない原子が飛び回り、壁を突き抜け飛び火を始める。
どうやら考えが吹っ飛んでいるようで、脳内活性物質は、支離滅裂な状態なのであろう
目玉のモニターには、頭文字「E」が浮かぶ、その「E」とはErrorの「E」なのか
それとも、Energyの「E」なのか、目を凝らしてみても霞んで良く見えない。
うんならば、これはどうだ、役に立つのかとぶっ飛びついでに書いてみる。
漁業の営む漁師の船は、そのほとんどが水素ガスタービンエンジン船に移り変わり
その船の燃料は、海水を水素に変換してしまう、自給自足の燃料供給システムが積まれ
サブ電力システムとして、太陽光発電セルと蓄電装置も搭載されている。
様々な高額な軍事兵器が製造され使われ、宇宙に簡単に行ける時代になっても
その様な船が、海に浮かんでいないこと自体が、単なる人間の浪費行動の源で
何かが延びようとすれば、邪魔をする者が現れて、なんとも意地悪な人の心が
果てしなく続く、真っ黒い欲望の社会を維持し、誰かを潤わせ続けているのだろう。
銃規制が進まぬアメリカ合衆国、その影で動くライフル協会とKKK
なんとも、かんとも、私の手ではなんとも成らないのである。
以上 おわり!!!