皮肉なものですね、神様はちゃんと見ているのですね。
オリンピック会場に広がる緑の藻、警鐘を鳴らしているんでしょうね、人間達に・・
藻で埋もれた海、太陽光線をたくさん浴びて、二酸化炭素を吸収してくれているのに
国家を挙げて総動員、撤去に必死になっている光景を見て、なんで藻が増えたのかなど
足元にも考えないで、必死に経済活動に汗を流しているんですね。
人間様の邪魔をするものは、排除してしまうのも解るけど、なんで藻が増えたのか
彼らは真剣に考えて、邪魔なものを取り除く事から、何かを悟ってくれれば良いですね。
経済成長は破竹の勢いで進みながら、街並みは都市化が進み文化都市に見えるけど
その繁栄の裏に回れば、下水処理も整えられず、海に垂れ流され続ける汚いは
栄養豊富な海に変え、なんとも皮肉な事に、二酸化炭素を吸収するアオサなどの
植物の成長を早め大繁殖を続け、いずれそれが腐り、異臭を放っては人間が不快に思う
報復までも辞さない、実力行使の抗議運動となるのでありましょう。
オリンピックはドル箱事業として動かされながら、多くの人々が集まる祭りと化してしまい
立派な施設で競技を行う事が当たり前になり、どれだけ無駄な資源を使っているのでしょう。
競技をしている人達は、果たしてそれを望んでいるのかは、私には分かりませんが
これからは、多くの人々の浪費に対する意識が、大きく変わる事を願うだけであります。
森がある、山がある、自然を楽しみたい人がいる。
その人達の為に、快適に過ごせる施設を考え出す人が出る。
やがてホテルを建てたい思いは大きくなり、商売になればと人は動く
自分中心と成った心は、自分の欲望の為に木々を切り倒し
多くの人を集める立派なホテルを建て始める。
誰でも気軽に来れる事は、売上げアップに繋がると、欲望は更に加速して
道を広げる為に、山を削り谷を埋め更に木々を切り倒し続け
多くの人々が集まれば、見たい人と商売をした人には、満面の笑みが溢れる。
多くの糞尿を垂れ流し、多くの水を使い、多くの廃棄物を出し
多くの人が集まる場所には、更にその人達をサポートする人達が集まり
最初はゼロであった自然の負荷は、増えるばかりの負荷を増やし続け
飽和状態から溢れた負荷は、弱い力の自然を忽ち覆い尽くし壊し始める
壊れた汚くなった自然には、人は見向きもしなくなり、やがては放置され
数万年後を掛けて、自然の一部になって行くのだろう。
生きる事だけで、他にはなにも欲もない植物達は、数万年でも数十万年でも
自分達が快適に住める場所を探し歩み続けるのだろう。
勿論、植物だって呼吸をしている、二酸化炭素を排出している
光さえあれば、光合成で差引ゼロ以上して、人間に慈悲の心をくれるけれど
この侭で、気候変動が顕著に進むか、火山の大爆発などで、空が雲や塵に覆われる
日が長くなり、地上に陽の当たらない、光が届かなくなった場合には
植物も人間と同じ様に、生きる為に呼吸から二酸化炭素を出し続けなくては成らず
ネガティブ思考になれば、心配事も絶え間なく出て来てしまうのも、これも現実である。
全て、ある者達の言葉を信用し切り、それは絶対に良い事だと手放しで従い
イケイケＧＯＧＯと進めてはいけない今の世、何もかもが嘘や騙しで包まれ
人を誑かしては、利益を貪る輩達が反乱している、世の中なのだから
久間じゃないけれど、しょうがないのだろう。