決して割高な建物でない事も知っているのも事実
しかし、庶民の金銭感覚からは、決して安い建物であると感じないのも事実
ならば、その拠出する、60億円の価値とは、どんな価値から評価されるのか
金では決して買えない、オリンピックでしか授かれない
世界一の証、金メダルだとしならば、その60億円の価値としての
評価の一部となり生きて行く事なのだろう。
その金メダルを取れる者達の育成と、選手達の生活を守ってあげられる
環境整備は、いつになれば行われるのか、その費用はどこから出されるのか
全て民間の資本に任せられ、全ては競技に携わる者達に押し付けられ
以前にあった競技の場所を完全に壊して、蚊帳の外に追い出して
どうぞ自費でご勝手にご自由に、活動を続けていて下さいと
そうとでも言わんばかりの行政の冷たい態度に、60億円もの巨費で建てられた
選手達のことを思いが大義名分の、施設に対して信頼や信用が出来るかと
多くの者達に問えば、出て来る答えは一つなのであろう。
私達行政は、施設を建てる事が担当で、後の事は知りませんと動くのか
その施設を利用するだろう、選手達の事は何も考えられていない
何も決められない中に、権力者財力者達の声だけを重要視し
完全なる見切り発車した、建設が始まった今でも、単なる箱物優先事業にしか
全く見えない訳であり、そして60億円の巨費が動いているのである。
選挙に絡む人気取りの、単なる景気対策なのであれば、60億円を割り振って
あんたには幾ら、はい、あんたには幾らと、茶封筒に現金を入れて
選対事務所に配って貰った方が、その後の維持費が掛からぬ分だけ
市民の負担は軽くなるのだが、露骨にそんな事をしてしまえば
行政の長は勿論の事、それに関わる有識者だの財界人だの行政の中の
高級幹部の首が、一瞬にして飛ぶ事であろうから、そんな危険を犯す筈はなく
施設の維持費として、選手達の使用料金が高額になれば、益々選手層は薄くなり
世界で勝てるどころか、同じ日本国の中の、長野県にすら負けっ放しに
なってしまう事は、どう考えても有り得る話であり
その時点で、はじめて選手の為の大義名分は、崩れ去る嘘であった事が露呈され
建設推進派は、何事もなかったかの様に、皆、知らない顔をして
建設を推進した責任を問われるだろう、増え続ける維持費の負債と
育たない選手層に対しての、重い責任は誰も執らない事態に成るのだろう。
それが行政の考えている、60億円の金の動かし方だとしたならば
60億円などの重さは、本当に軽いものなのかも知れない。
あの事業は、おそらくこの侭だと、何も生まない負だけを残す
子供達に借金を背負わせるだけの、失敗の事業に終わるだろう。
何度も行政側に、口が酸っぱくなるぐらい言っても
たかだか木っ端市民の言う事だとして、全く聞き入れようとしない
行政側の態度に腹が立つのだが、地位も名誉もない人間が、どれだけ叫ぼうが
市民の目は、ああ、彼奴は又、一人で役所に向かって
勝てない戦をやっているんだと、その程度に見られながら
ものを言えない市民の代弁者となり戦っているのだとは
全く思われない虚しさと悲しさがしみじみと湧いてくるのである。
市会議員の報酬は上がり、過剰支給を受けていても
正直に申し出る公務員が居ない行政組織に対して
市民は決して裏切られないと信頼し切って居るのだろう。
まっいいさ、泣くのは自分達、ものも言わずに
黙って胡座をかいている、そんな者達の子供が
苦しむだけなのだから、駄目だ駄目だ、投げやりになったら駄目
例え岩がどんなに大きく重くても、ある雨にちょっとした力で
岩が動く時が必ず来ると信じて、頑張り通さなければ
俺がやらねば誰がやる!!
みなさん 元気ですか 元気があれば なんでも出来る
よぉし 頑張るぞ!!