レジャーも危機管理が大切? | Chura_Kitchen

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働くあらさー主婦の日常を紹介します(*^^)v 2011年10月28日に娘ちゃん誕生♪

天竜川の事故、本当に悲惨です。


私は川遊び、山遊びは大好きですが、小さい頃からお父さんに

海でも川でも遊ぶ時は危険がつきものだと教えてもらっていたので

大人になってからもそれなりに危機管理はしています。


大学生の頃にはじめてラフティングを体験して、その後もいろんな

川でラフティングを楽しんできましたが、やっぱりガイドされる会社

によって、危機管理は様々やったなと今考えると思います汗


このところは、安心材料優先でモンベルクラブを使うようにしてました。


一昨年、大歩危小歩危でラフティングをしたとき、安全講習の時間の

長さと内容に感動した記憶がとても強いですキラキラ


着替えが終わると、全員屋根付きの場所に集められ、15分くらい

コースの説明やパドルの使い方、ライフジャケットの正しい装着

方法、ボードから落ちたときの対応、救出の仕方・・・などなど

一方的な説明じゃなく、「はい、あなた、どうすると思いますか?」

「はい、あなた、では見本になってください」と参加型で講習を

受けます。


その後、チームごとにボートに乗り込むわけですが、ココからが

おもしろかったんですビックリ


実際に流れにのまれた時どうなるか、そしてどう脱出するかを

少し流れがきつくなっている付近の岸壁から1人ずつ飛び込み、

講習通りに体験する。そして、ガイドさんに救出されるという

流れを実際に経験できますアゲアゲ


これだけでどれほど安心できるか・・・。


さらに数隻連なってコースを進む間、前後には1人用カヌーに

乗り込んだガイドさんが川の流れの安全確認をしてくれて、

ポイントごとに合図を送ってくれます。

さらに、川の上では、車で並走してくれてるスタッフがいます。


安心材料が目に見えてたくさんある、と複数体験してきた

ガイド会社の中で一番感じた記憶。


で、この後コースへスタートするわけですが、なんと、うちの

チームは一番の難所と言われる濁流ポイントで仲間のひとり

がボードから落ち、パニックになるという最悪の事態になりました。


まぁ、その落ちたバカ者はうちの旦那さんやったんですけどねrabbit*ハァ*


ラフティングの経験者はご存じやと思いますが・・・

流れが早い時、遅い時によって私達がやることって違っていて、

座る位置によっても色々やったりするんですが、もちろん

ガイドさんが「今右こいでー!」とか「はい、中!」とかその時

に正しい操作や体勢を指示してくれます。


それをなんとなく知っていたら、あのタイミングであの体勢は

ないゎ・・・ため息とすぐ後ろに座っていた私は思ったんですが、

初体験だった旦那さんは楽しくて興奮状態だったのか?

ガイドさんの指示を聞き間違い、そのまま濁流にのまれて

しまったわけですガクリ(黒背景用)


まさか・・・


の事態で、川幅も狭くボードの下に潜り込んでしまった旦那さん

はしばらく姿が見えず・・・


でも、ガイドさんの指示がすばらしかったんです。


女子には動かずボードの中へ座り込んで!と転覆しないように

指示。そして、前に座っていた男子に「探せ!姿が見えたら引き

上げろ!」と指示をしながらボードを操作。


旦那のライジャケがチラッと見えたとたん、講習を受けたように

肩を引っ張って引き上げようとするが、旦那が大きいのと川の

流れに引っ張られて、助けた男子も落ちてしまう・・・。


ちょうどそのタイミングで少し流れがゆるいところに出そうだった

ので、講習で学んだように足をあげてライジャケを抱えるように

小さく上を向いて流れにのる・・・を落ちた2人に指示をし、無事

に濁流をこえたところまで流れついて救出。


そして、すぐに川岸へボードをつけ、全員の確認。


旦那も落とさせた子も他の仲間もかすり傷程度で済み、全員

が無事でその後も楽しい時間になりましたキラキラ


まだあの時は彼氏であった旦那さんですが、濁流にのまれた

あの瞬間は終わった・・・rabbit*ハァ*と思ってしまったのもあって、

川岸で無事が確認できたときは、勝手に号泣してました。


自分にとって、大切な人なんだと思った瞬間でした(笑)


それはおいといて、旦那さんはいまだに言います。

「あの時、あの講習を受けてなかったらたぶんパニックで

溺れてたやろう」と・・・。


濁流に落ちた際、きているライジャケを抱えるように丸くなり

上を向く、足は川底の岩などにひっかかるとのまれるので

かならずあげる、と説明を受け、実際にそれをやってみます。


そしたら、自然に流れにのって、ゆるやかな場所に流れ

つくんだと自分の体で理解します。


だから、落ちた瞬間、それを思い出せた旦那さんは、冷静に

助かる、と信じたそうです。


やっぱり、助かる方法や安心材料を理解してるかそうで

ないかで生死が分かれるのが自然レジャーだと思います。


このような悲惨な事故が起こらないように、レジャーを

運営する会社の危機管理もそうですが、それを選択する

消費者の危機管理も本当に重要な問題やと感じました。


最近は安さがウリ、という会社も多いし、実際安いのは

嬉しいですが、安全講習が甘かった際、自らライジャケは

強制されなくても着るとか、質問するとか、それくらいできる

自分でいたいなと思います。


残りの夏が、楽しい平和な時間になりますように・・・ハート