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すべてのはじまり

2003年12月1日

ぼくは彼女に出会って、急に純情少年になってしまったみたい。


ぼく、27歳、小さな会社の雇われ社長。
今日もいつもと同じようにPCに向かって仕事をこなしていた。9月に恋人と別れたばかりとあって、夜はキャバクラ遊びに余念がなく、セフレのひとりやふたりも普通にいるし、同年代の友達に比べれば、ちょっとした給料をもらってもいる。我ながら悪い羽を伸ばしきってるなぁと感じていたけど、どこか無気力。ぼくらの世代なんて、みんなこんなもんだろうなぁと、オナニーとセックスを繰り返す日常に飽きていた。

下のフロアから経理の女のコが、ぼくのデスクにやってきた。

あぁ、そういえば、今日から新人が来てるんだっけ?

特に関心もなく、ぼくは目をあげた。
おそらく、死んだ魚のような目をしていたと思う。

初めて彼女と目が合った瞬間、ぼくは生まれ変わった。