私、最近幻聴がよく聴こえています。
ただ、ピークの1/100くらいです。


聴こえても、日常生活の妨げには全くならないレベルです。酷いときはうるさくて眠れないこともありましたが、今は幸いにそんなこともなく。


今は仕事が終わったあととか、1人でいてリラックスしているときにふと聴こえることが多いです。



今日はなぜか、

“○さん(私)は、美人で可愛くて、センスが良くておしゃれだよね” 

から始まり、私がえっ…そんなことないんだけどなと思っていると

“周りの女性たちには綺麗、可愛い、美しい、素敵と思っているのに、自分にはシビアなんだよね、自分には厳しい”

“君は充分可愛いんだよ”

と言われるので



レキサルティを増やしたり、抗精神病薬を変えた方がいいのかなぁ…、鎮静作用強くて仕事や家事できなくなっちゃうかもなぁ、と考えていると

“そうする必要はないんだよ”

と言われるという…


ああ、私って統合失調症なんだな…と思うと、幻聴は止みました。


(前に“君は統合失調症じゃないよ”と飲もうとした薬を捨てられたことがあるんですけど、私が病識をなかなか持てなかったからなのでしょうか…。
私の手を動かしてゴミ箱に捨てることにとても驚いたし、しかも消えた錠剤が探しても見つからなくて“えっ…どうしよう?!”とはなりました。)



この前はひとりで黙々と仕事していたら、幻聴が聞こえてきて、なぜなのかなと思っていると

“君には癒しが必要だからだよ”

と言われるという…




こう幻聴を振り返ると面白いなと思います。



なぜ幻聴が聴こえるのかなと本やネットなど調べているのですが、統合失調症について特に掘り下げていくと興味深いです。


実は私が幻聴を必要としているから聴こえるのかしら?と思うことがあります。



解離性同一性障害の別人格じゃないけど、私のために何人もの人(性別や年齢は様々)の声が聞こえたり、私の体を使って別の人が話したり、動くことがあるのかなぁと。


倒れたり、退行したり、奇声発したことがあるのも、身体表現性障害になったりするのも、ちゃんと理由があって起きているのかも?



入院中は大きなストレスから私に代わって、別の人が私の体を使い病室の壁を何度も蹴っていました。

当時はただただ目の前で起きていることに翻弄されていたのですが、今思うと笑えちゃいます。
笑えるのきっと私だけだと思うんですけど。


皆さんにはご迷惑をおかけしてごめんなさいと頭を下げてまわりたい気持ちでいっぱいです。

びっくりさせたし、とても怖かったのでは。




私は他にも恋愛妄想に近い状態も経験していて、病気が私に恋愛感情を抱かせることには、大変驚きました。

しかも強い恐怖を感じていた人に対して、恋愛感情を抱かせられたんです。そのときは結婚願望のない私が結婚を望み、妊娠を強く恐れる私が子供を持ちたいと思ったんです。名前まで考えたりして。不思議ですよね。


でも、恋愛って良いものだなと思い出させてもくれました。
もしご縁があれば、結婚してもいいかも。
弟や妹を欲しがる娘のために、再び妊娠してもいいかも、と思えて。
それは良かったかも。

でも、妄想や幻覚の中では二度と生きたくはありません。




ただ、あとから振り返ると、妄想や幻覚が生じたのは不思議と納得できるんです。

ずっと、うつやPTSDを疑わせる症状に苦しみ、さまざまな身体疾患に悩まされて、とても孤独だったし、多くのことを諦めていたので。

願うこともできなくなっていました。




入院時の診断が変わらなければ、私は統合失調症なのですが(それだけで私の全ての症状を説明できるの?と疑問ではあるのですが)、そう診断されることで私はかなり自由に生きられるようになったんじゃないかなと思います。


他の病気では得られなかった免罪符を手にできたように思うんです。

もっと楽に生きていいんだよって、神様から与えられたような。




でも、統合失調症と診断された時は、恋愛や結婚、仕事などの大きな妨げになるなと思ったのも事実です。


なので、副業はクローズで働いています。
口が裂けても、病気のことは言えません。

精神疾患のイメージはただでさえ良くないのに、統合失調症だなんて言ったら仕事を失うことが容易に想像できるし(ブランドイメージを下げてしまうので)、みんな離れるのではと私は予想しています。


だから、副業のときには障害者手帳もお薬手帳も持ち歩かないし、身体疾患のお薬さえも飲みません。
メプチンやソラナックスは携帯するけれど。


社会で、私の年齢で病気を持っているということはマイナスにしか働かないのを身を以て知っているからです。




※大学時代の友人には精神疾患のことを少しだけ話しているけど関係が変わらないのはありがたいです。
ODして急性腎不全になりかけたとき、入院した私に会いに来てくれたのも彼女たちでした。


でも、学歴や社会的地位などの世間体を非常に気にする実家や多くの親族とはとても疎遠になりました。けれど、無理に付き合わなくて良くなったので、肩の荷が下りたのも事実です。


とはいえ、父と母と弟のショックは大きいと思います。
現在独身の弟が結婚できなかったら私のせいだし、娘も将来いろいろと困るのは目に見えていて、私自身が老いて何か大きな病気になってもほとんどの病院が受け入れしなさそうだなと予想しています。
(そのリスク回避のためにいくつかある身体疾患は別の総合病院やクリニックにかかっています。)







前に、花粉症が辛くて耳鼻科に行ったら、先生が私のおくすり手帳を広げて、“なんじゃらほい”と柔らかく温かく言ったんですよね。

きっと、精神科で処方されているレキサルティが精神安定剤としか書かれてなかったからだと思います。あとは抗うつ薬のトリンテリックスも出ていて。

その先生は男性なんですけど、とっても優しい方で。



私、“なんじゃらほい”にとても気持ちが和んで、それからはいろいろ症状が現れたり、診察での先生の対応に不満を抱くことがあっても(先生ごめんなさい)、“なんじゃらほい”と心の中で呟くようになりました笑


不思議と気持ちが軽くなるんです。


だって、本当に謎なことばかり起きているので。
誰か説明して、とは思うんですけど笑




以上、とても長くなっちゃったけど近況でした。