先日、保育学校での心理学の講義でした。
保育学生に、「どんな保育士さんになりたいですか？」と尋ねたところ、
「保育士の仕事は、これから成長していく子ども達を支えていく仕事なので、
愛情をかけて育て、これからの人生を素晴らしいものにしてほしい」と話してくれました。
きっと親も、同じように感じていて、
日々、一生懸命に愛情をかけて、
子育てをしていると、あらためて感じました。
とても素晴らしいと感じると同時に、
自分の経験も踏まえ、
子どもを育てることの大変さを感じました。
カウンセラーとして、
子育てのご相談を受ける中で感じることは、
子育ての期間は長い。
長期戦です。
ストレスは、実は、短期的な大きなストレスよりも、
長期的な小さなストレスが積み重なった方が、
心身に与える影響は大きいです。
また、親は、子どもの将来のことも考え、
子育てをしているので、手を抜く場所なく、休まる時がない。
日々頑張っているのに、子育てが思うようにいかないと、
その思いは、「罪悪感」になってしまう。
僕の子供たちは成人を迎えていますが、
正直、子ども達に、もっとしてやれることがあったのではないかと、罪悪感でいっぱいです。
でも、ダメなパパだったかもしれないけれど、
一生懸命に子どものことを思い、育ててきたことは確かです。
この世の中に、完ぺきな親なんて存在しない
うまくいかないことを抱えながら、
泣きながら、叫びながら、
それでもなんとか、やっているだけです。
子育てに、何一つ間違いなんてない。
子どものことを愛していたら、
子どものことを心配していたら、
それはもう、100点満点です！
大切なことは、頑張り過ぎると「罪悪感」に変わってしまう。
だから、
子供を見ていて、不安になったら、
子供に何かをするのではなくて、
楽しいことをやってみるとき。
その問題を解決するのではなくて、
放っておく、ぐらいがちょうどいい。
親が、楽しく生きていることで、
子どもは、自然に生きることの素晴らしさを感じることができる。
それが最高の子育てです。
子どもは、自らの力で、成長していくことができいる存在です。
自分が抱え込んで、子供を何とかしようと思わなくても、大丈夫！
自分を優先して生きていたら、
なんだか、子育ても、人生も、うまくいってしまう。
親の自分が、まずは子育てを楽しむこと。
子供を使って、幸せになるぐらいの気持ちが大事。
今、子ども達のことを思うと、
たくさん色々なところに行って、たくさん一緒に遊んだ。
とっても楽しかった。
一緒に遊んでくれて、ありがとう。
僕の子どもとして生まれてきてくれて、ありがとう。
と心から感じています。
だから、僕の子育ては、
100点満点ということにしておきます（笑）
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