≪ウイグル暴動≫嘘だらけの中国政府 | RE:SUKI

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考えましょう

漢民族とウイグル族が激しく衝突したウルムチでの暴動ですが、現在は沈静化しています。その沈静は武装警察の圧力によるものです。


中国の政府系メディアは、ウイグル人が悪いとの報道を映像などで繰り返し、イメージ戦略を行っています。156人の死者のみが確認されたとする暴動でしたが、現地の話では800人(下の動画では400人)を超えるウイグル人が殺害されたとのことです。


嘘で全てを隠し、中国政府は報道を行っています。なぜ、ここまで問題を隠蔽するのでしょう?実はこの問題、ある工場の漢民族男性によるインターネット上での書き込みが、原因とされています。


「6个新疆的男孩强奸了2个无辜少女」

「6人のウイグル人男性により2人の罪のない少女がレイプされた」


今回の暴動の発端は、6月25日に、広東省韶関市の「旭日電子玩具工場」にて、再雇用されなかった漢民族の従業員が、「6人のウイグル人男性により2人の罪もない少女がレイプされた」と、インターネット上に虚偽の書き込みを行ったことが発端です。


その虚偽の書き込みを真に受けた漢民族の集団が、6月26日未明、同工場でウイグル人従業員を襲いました。ウイグル人もそれに対抗した結果、多くの犠牲者が出ました。


中国のメディアの報道では、ウイグル人2人が死亡、120人が負傷と報じられています。しかし、中国国内では、この事件の死者は少なくとも20人に上るという話が出ています。辺りは血の海だったそうです。


「据说事件中至少有20人死亡。」


今年の5月に800人の「新疆工人(ウイグル人の工員)」を採用したのですが、(ウイグル人採用の理由は「政治的な理由・真面目・雇用費用が少ない」など)その際に一部の漢民族が再雇用を拒否されました。それを根に持った漢民族がインターネットに書き込みを行った結果、工場内で、以下の映像のような暴動に発展しました。



■港资厂汉维两族工人群殴 百人伤亡

↓実際に鉄の棒で殴っている同じ場所の映像ドクロ

  ※過激なのでリンクのみにしておきます

人を囲み鉄の棒で殴る中国の人々

この工場で、漢民族のインターネット上のデマにより殺害されたウイグル人が怒り、ウルムチでのデモへと発展したのです。漢民族による捏造でウイグル族が殺されたことが原因なのです。


デモに怒った漢民族が、ウイグル人に暴行をしているのが現状です。


事実を報道されたくない中国政府は、先日世界に公表したような偽りの暴動映像DVDを製作し、全世界に放送したのです。根本的な原因はウイグル人にはなく、中国人の95%にも及ぶ漢民族のデマであるのに。


このような現状の中、ウイグル人は更なる迫害をされています。


「Li Zhi」という中国共産党のチーフは「犯罪を犯した人々を処刑する」と伝えました。暴動を起こしたとされるウイグル人に対してです。


今ウルムチでは、鉄棒を持った漢民族により、ウイグル人を探し出し暴行を行うということが行われています。危険を感じたウイグル族の人々は、親族などの家に身を寄せるため、空港などに集まっているとのこと。


もう、自分の町には住めないのかもしれません。

現在のウルムチは、報道では以下のように映し出されています。

■武装警察だらけのウルムチは静かな町に(中国政府の演出)


武装警察だらけの町は、夜間外出禁止令などが敷かれ人が少ないようです。ウイグル人は町に出られないのでしょうか?


ウイグル人の存在は疎ましいが、ウイグルの石油などの天然資源が欲しいのが、中国政府です。ウイグル人抹殺の罠が、インターネット上の最初の書き込みであったのではないかと思うほどに、うまく中国政府は、世界中にウイグル人が悪い人間とのイメージを植えつけています。


これらの「嘘」に騙されないよう、日本政府・メディア・国民は抗議して欲しいと思いますが、出身国の騒ぎの中、まったくウイグルには触れず、のんびりブログ更新をしているアグネス・チャンのような方を国会に呼ぶようでは、無理な話なのかもしれませんね。


事の発端を遡れば見えてくるものがあります



↓前の記事で青山さんと似たようなこと1日前に書いてたねこへび
青山がズバリ! ウイグル自治区暴動の真実 1

ウイグル自治区暴動の真実 2

ウイグル自治区暴動の真実 3


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