愛される悪役20人 | RE:SUKI

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考えましょう

Entertainment Weeklyが「20 All-Time Vilest Villains in Pop Culture」 を掲載しました。記事には、映画界の中、愛されてきた悪役20人の名前が書かれています。映画は、マイナーな作品からメジャーな作品まで、幅広く楽しめる私ですので、記事を見ながら色々書きます。


~ 愛される悪役20人 ~

★20. JACK TORRANCE -The Shining

ジャック・トランス(ジャック・ニコルソン)

『シャイニンング(映画版)』


スティーブン・キング原作のシャインニングから、ジャック・トランス(Jack Joseph Nicholson)が選ばれていました。何度見たか分からない程見ていますが、巨匠、スタンリー・キューブリックの作品です。といっても、キング自身は、キューブリックへの不満が大きかったようです。


後にTV版が撮影されており、特別版で現在も見ることが出来ます。細かい設定により、映画版で分からなかった話の脈絡が理解出来るから良いですよ。TV版ラストには感動さえ覚えると私なんかは思います。

The Best Part Of The Shining



★19. ALEX FORREST -Fatal Attraction
アレックス・フォレスト(グレン・クローズ) 

『危険な情事』


これまた、私にとっては見逃せない方の登場です。しかし、「危険な情事」に思い出はないですし、私が情事が好きなわけでもありません。「ダメージ」という弁護士が嘘の付き合いをする海外TVドラマがあるのですが、その中心人物の女弁護士「パティ・ヒューズ」を演じるのが、アレックスを演じたグレン・ローズだからです。


今回選ばれたアレックス・フォレストは、「危険な情事」の中では、マイケル・ダグラスに付きまとう女ストーカーです。グレン・ローズは、「ダメージ」の中でのパティと同様、不気味な感じのする怖い女性の演技をさせたら天下一品なのだと私なんかは思います。

Every Fatal Breath (Fatal Attraction Tribute)



★18. GORDON GEKKO -Wall Street
ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)

『ウォール街』


今度は、先ほどの「危険な情事」でストーカーに狙われたマイケル・ダグラスが演じる投資家です。アイヴァン・ボウスキー(Ivan Boesky)というアメリカの投資家をベースとして作られたキャラクターだということが、オリバーストーン監督により明らかにされてるのだとか。チャーリー・シーンとの駆け引きが見物です。お金が絡むと人間怖いです、なんて私なんかは思います。

WALL STREET - HQ Trailer ( 1987 )



★17. MICHAEL MYERS -Halloween

マイケル・マイヤーズ

『ハロウィン』


思い入れはあまりないのですが、やはりジョン・カーペンターによるテーマ曲が有名ですね。この曲を聞くだけで恐怖が…、という方もいるのではないかと、私なんかは思います。


■Halloween Theme Song



★16. HANS GRUBER  -Die Hard

ハンス・グルーバー(アラン・リックマン)

『ダイ・ハード』


言わずとも知られているジョン・マクレーン刑事ことブルース・ウィルスの出世作が、この作品です。そのジョンを徹底的に追い込む敵のリーダーが、ハンスになります。ちょっとおしゃれな感じのテロリストの姿は、知的であり、肉体派のジョンと対立する悪役として、うまく表現されていたように私なんかは思います。


この一作目は、映画館で見ました。それ程話題にも上っておらず、適当に何か見ようかななんて映画館に入ったところ、予想外に面白く、友人に話したことを思い出しました。

Die Hard (1988) Action Scene



★15. SNOW WHITE'S QUEEN -Snow White and the Seven Dwarfs

女王

『白雪姫』


戦前に作られたアニメ映画ですので、冷酷な女王の姿が多くの人の心に焼き付いているということでしょうか。毒リンゴを食べて死んだお姫様の遺体に王子がキスをして蘇生、というのはラブロマンスというより、立派な救命処置でも行ったのじゃないかと思うわけです。実はグリムの原作では、女王様よりもえげつないお姫様がいたりもするそうです。そっちのほうが怖いのじゃないかと私なんかは思います。

Snow White - Evil Queen's Transformation



★14. ANNIE WILKES -Misery

アニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ)

『ミザリー』


多くのホラーや不思議系作品を書くスティーブンン・キングの「シャイニング」に続き、「ミザリー」のアニーの登場です。これも映画館で見た作品です。キングの作品には、作家が中心となるケースが多く存在しています。


例えば、先ほど紹介した「シャイニング」の主人公は、雪の為、冬季休業しているホテルの管理人の仕事に就いた「作家」でした。「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニー・デップが演じる「作家」に迫る恐怖を描いた、「シークレット・ウインドウ」もキングの作品です。自分が主人公になった気持ちで書くのかな?と私なんかは思います。

misery trailer



★13. FRANK BOOTH -Blue Velvet's
フランク・ブース(デニス・ホッパー)

『ブルーベルベット』


デヴィット・リンチ監督。その一言で充分でしょう。。えげつない、というイメージしか残っていません。もう一回見てみようと私なんかは思います。

Dennis Hopper - Best performance



★12. NORMAN BATES -Psycho

ノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)

『サイコ』


アルフレッド・ヒッチコック監督のモノクロ映画であり、サイコ系なんて言われる映画の源流かもです。シャワーシーンで女性が殺されることに驚いたものです。有名なのはテーマ曲。未だにマネをされたり、凄い曲だと私なんかは思います。


■Psycho



★11. J.R. EWING -Dallas
J・R・ユーイング(ラリー・ハグマン)

『ダラス』


残念ながらまったく記憶にありません。原油関連のTV番組だとか。カウボーイハットと1杯のバーボンと枝が最高のアクセサリーだとかで、意味が分からないと私なんかは思います。

J.R and Sue Ellen Ewing-Dallas




★10. NURSE RATCHED - One Flew Over the Cuckoo's Nest

ラチェッド婦長(ルイーズ・フレッチャー)

『カッコーの巣の上で』


ジャック・ニコルソン演じるマクマーフィーを権力の力で抑え込むのが、この婦長。ロボトミー手術というのをマクマーフィーがされたそうです。色々と考えてしまう映画だと私なんかは思います。

Louise Fletcher in "One Flew Over the Cuckoo's Nest"



★9. DRACULA -Dracula

ドラキュラ(ベラ・ルゴシ)

『魔人ドラキュラ』


現在も吸血鬼を主題に置いた映画は続々と作られているわけですが、その始まりはこのベラ・ルゴシ(Béla Lugosi)演じる「ドラキュラ」です。見たことのない方は、Youtubeを見たら良いのではないかと私なんかは思います。

Bela lugosi Dracula ~クールな戦い



★8. VOLDEMORT -Harry Potter and the Goblet of Fire

ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』


ハリー・ポッターの最大の敵、だそうです。なぜかシリーズ一連を見ていない私ですが、面白いのですか?鼻が無い感じの顔が印象的でした。きっと1つを見たら、どんどん見たくなるのではないかと私なんかは思います。

Dumbledore VS Voldemort



★7. CATHERINE TRAMELL -Basic Instinct
キャサリン・トラメル(シャロン・ストーン)

『氷の微笑』


またまたマイケル・ダグラス。悪役の人気のある作品に出ていますね。この作品では刑事役であり、注目の悪役はこのキャサリンことシャロン・ストーン。超有名な作品ですので、書くこともないのですが、色仕掛けには注意しようと私なんかは思います。

basic instinct original vs tv overdubs



★6. MR. BURNS -The Simpsons

チャールズ・モンゴメリ・バーンズ社長

『シンプソンズ』


アメリカアニメ界のサザエさんではないかと思ったりするシンプソンズの中、お父さんの働く原子力発電所の社長が、このバーンズ。顔からも分かる様に、人間の一番嫌な要素を集めたのがこの人物であり、サザエさんにはいない存在なので良かったと私なんかは思います。

Mr Burns get rickrolled



★5. ALEX DeLARGE -A Clockwork Orange

アレックス・デラージ(マルコム・マクダウェル)

『時計じかけのオレンジ』

「シャイニング」と同様、スタンリー・キューブリック監督の作品です。 暴力と管理された社会の対比が非常に印象深い作品ですが、有害作品と見られる向きもあるようで、実際にこの映画や原作などを見た人物が、犯罪を起こしたケースもアメリカではありました。悪役とされ紹介されているアレックスですが、治療により暴力性を排除されるシーンなどは、痛々しい程です。人間なんてのは、いつのまにかコントロールされているのではないかと私なんかは思います。

Alex (Clockwork Orange)映像による暗示を植えつけるシーン



★4. THE JOKER -The Dark Knight)

ジョーカー(ヒース・レジャー)

『ダークナイト』


この映画、2008年の作品であり、現在もうちの近所のTUTAYAでは準新作でしか借りれませんので、詳細は省きます。ジョーカー役のヒース・レジャーは、この映画の公開前に亡くなっています。亡くなった後に、多くの賞をとり、世界に彼の功績は認められています。アメリカンヒーロー物の枠を超えた良作と私なんかは思います。

Batman - The Dark Knight Movie Trailer



★3. HANNIBAL LECTER -The Silence of the Lambs

ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)

『羊たちの沈黙』
RE:SUKI-レクター博士

この天才的頭脳を持つ悪役も、世界的に有名な人物です。「深淵を覗き込む時、深淵もまたこちらを見つめているのだ。」みたいな感じで、犯人を知るほどに恐怖感が増す話でした。これまた有名すぎて書くこともないのですが、ハンニバルという食人を行う精神科医レクター博士の冷静さが、非常に恐ろしいと私なんかは思います。

Dr. Hannibal Lecter



★2. DARTH VADER -Star Wars
ダース・ベイダー

『スター・ウォーズ』
RE:SUKI-ダース・ベイダー

今更ネタバレもないでしょうが、アナキン・スカイウォーカーです。ルークの父であり、フォースの暗黒面に引き込まれた元ジェダイの騎士の一人。「スターウォーズ」全編を見たのですが、ダース・ベイダーが主人公ではないのかと私なんかは思います。

Darth Vader - The Suit - Episode III



★1. THE WICKED WITCH OF THE WEST -Wizard of Oz (1939)

西の邪悪な魔女(マーガレット・ハミルトン)

『オズの魔法使い』
RE:SUKI-オズの魔法使い

オズの魔法使いを題材とした映画は多くありますが、アメリカではこの1939年の作品の魔女が、悪役としては有名なようです。さっぱり知りませんでした。オズと聞くと、「The Wiz」にマイケル・ジャクソンがカカシ役で出演していたなんて話があったなと私なんかは思います。

The Wizard Of Oz 1998 Re-issue Trailer 1939



長々と紹介してきましたが、皆様の心の中の悪役はこの中にいますか?

せっかく必死に書きましたので、「My Best 3」を発表しておきます。


■No.3 Jigsaw Killer -Saw

ジグソウ (トビン・ベル「Tobin Bell」)

『ソウ』


■No.2 Don Harris -28 Weeks Later

ドン・ハリス (ロバート・カイライル「Robert Carlyle」)

『28週後...』


■N0.1  Roger "Verbal" Kint -The Usual Suspects

ヴァーバル・キント「カイザーソゼ」 (ケビン・スペイシー「Kevin Spacey」)

『ユージュアル・サスペクツ』


他にも色々とあるわけです。ジェイソンやダミアン、ゾンビにジョーズ、ターミネーターとエイリアン。考えれば考えるほど、浮かんできます。皆様それぞれ心の中に残る作品はあるわけでして、そんなこんなを想像しながらお話するのは、非常に楽しいものです。皆さんの好きな悪役を書いて下さったら、嬉しいなんて私思います。


「神」と「悪魔」みたいなのも多いですね