ゼロ距離になった私と麗ですが、ゼロ距離であるからこそ尊重していることがあります。
「不用意に触らないこと」
人間にとってはスキンシップでも鷹にとっては嫌なことであると思います。とにかく麗にとって慣れていない嫌なことと思われそうなことは極力しないようにと努めています。
しかし肉当てなどはどうしても必要になってくるので毎日文句をつけられながら触らせてもらってます。
きっとインプリント個体ならもう少しその垣根は小さいのでしょうが・・・・
他人には極力近づかないようにして連れまわしてますが、珍しいのか向こうからいきなり近づかれるのは困ってしまいますね。
麗のパーソナルエリアをぐいぐい突破してくると、ベイトするか威嚇をします。
まずいきなり来られるのはベイトしますし、徐々に近づいてきて咄嗟の動作を見せた場合には威嚇が入ります。
大体見ず知らずの人は三メートルが限界のようです。
なによりもいけないのは子供のような動作が一番嫌いに見えます。
いきなり不意にパーソナルエリア進入となりますから。
どうしても近づきたい人がいたら、三メートルで一旦時間掛けてもらってそこからじりじりと近づくよう言ってます。それと目を見つめないように伝えます。
何回か経験された方には1メートルくらいまでは許すようです。もちろんそれ以上近づくのは手綱の長さで接触するので勘弁してもらいます。
ただしそんなのは麗が細くなって警戒は無くなっていないのが解るので極力誰にも遭遇しないのが一番です。
私も据えながら麗と会話して歩いていくのが楽しいです。ストレスフリーのときはけっこう何か喋ってきます。私には何言っているのかわかりませんが?
据え回しも最初の警戒と恐怖を過ぎ去ると散歩も楽しくなってきます。
ねぐらの次に私の腕の上が一番安心できるように仕向ける洗脳は今後もずっと続いていきます。