中華製品の悪口を言うヒトは多い。ワタシは中華製品をいろいろと使っているほうだが、それほど、「悪い」と感じることはない。例えば、つい、この間まで使っていた、義兄がプレゼントしてくれたスマホ VIVO1818A 93Y は3G通信だったので、もう使えなくなったが、7年近く使用して、なんら不便を感じることはなかった。逆に、電池の持ちが非常によく、動きも軽かったので、それまで使っていた、SONYのXperiaや、SHARPのAndroidOneよりも使いやすかった。

 

今朝、こんな記事を見た。

 

<参考サイト:36Kr Japan 日経新聞>

中国BYDの高コスパEVは「米国には作れない」 車両の分解で明らかにされた驚きの理由

 

中華製品にいろいろとご意見のある諸姉諸兄に読んでいただきたい記事である。以下はその記事の一部分で、ワタシが気になったところの抜粋転載である。

 

中国EV大手の比亜迪(BYD)が新エネルギー車の販売台数で世界一の座に就くと、さまざまな組織が車両を分解してBYDの人気の理由を探り始めた。

 

比亜迪(BYD)が世界一の新エネルギー車販売数を記録し、Caresoft GlobalがBYDの小型車「海鴎」を分解し、驚くべき性能とコストパフォーマンスを発見。米国での生産コストは3倍以上かかるが、海鴎は低価格で高品質。BYDは部品内製化と簡素化設計によりコスト削減を実現し、垂直統合能力によりスケールメリットを享受。海鴎の合理的な設計は、ワイパー1本などの工夫が重量軽減とコスト削減に繋がる。バッテリー容量を小さくすることでコストを削減し、航続距離を向上。海外でも中国EVが分解され、日本の自動車部品が使われていないことが明らかに。中国のEV技術は急速に発展し、米国も中国製EVに関税引き上げを検討。BYDは米国市場参入を検討中で、中国EVと米国EVの対決が近い将来に起こる可能性がある。

 

AIで要約して、転載したのだが、中国メーカーもコストカットに積極的に取り組んでいるだけではなく、品質管理も進めてきている、ということだ。中華製というと、まだまだ、「安かろう・悪かろう」のイメージがある。実際に、ワタシの経験でも、最終段階の「検品」がなされていなかったり、「検品」をしているように装ったり、梱包がいい加減だったり、その運送業者の扱いがダメなために製品が損壊してしまっていたりと散々な目に遭ったが、でも、「製品」そのものを見ると、意外にコストカットされて、日本製よりもいいものがある。

 

識者は言う。「日本ほど、制限が少ないから、違法(例:電波法・道交法)でも作れる」とか、「日本のメーカー◯◯のパクリで作っているから、低コストで当たり前!」「国家が他国に負けないようカネを出している」 的な考えと発言だが、上記の記事では、「車載電装品の集中制御など、重要部品は基本的に中国企業が製造したもので、その大部分が日本の自動車部品の先を行くものだった。」としている。そう、どこのメーカーも同じだが、他社の技術を参照しながら、自社で改良を加えて、いいものを作っているのだ。日本の国さえも、たくさんの補助金を業界に出したり、開発費で税制でメリットを設けているのだ。

 

日本のメーカーでもDYSONの製品をマネして作成されたものは多い。こういうところはダレも指摘しない。目を瞑っているのだ。クルマのデザインもそうだろう。ベンツやBMWに似た日本のクルマの形状はいくらでもある。そこは一部の人間は言うが、「マネだよねぇ〜」とは多くの人間は言わない。自動車産業に至っては、たくさんの優遇策が講じられて、非ガソリン車に対する補助金が多く購入者に出て、購買力を増やしている。間接的にはメーカーの販売支援だ。

 

既に、日本の製造業の技術力は「限界」が見えてきているのかもしれない。老練な技術者は定年退職で現場を去り、現場を育てるそういった技術者もいなくなりつつある。少子化も絡んで、口先だけ・うわべだけのZ世代が中心の技術力で大丈夫か? と思った事はないだろうか? 「中華製品だから。。。」なんて言葉は「死語」になりつつあることを認識すべきだ。

 

 


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