COCCHIのナビゲーションアプリを試している最中にこんな記事が出ていたので、さっそく、読んでみることに。

 

<参考サイト>

Merkml

「カーナビ」はなぜ普及し、そして衰退したのか? 過去~最近のトレンドを振り返る

 

この記事では、「音楽の聴き方の変化」を取り上げている。確かにそれを感じる。カセットテープからCDに変わり、5連装(CD5枚)や10連装(CD10枚)を一挙に収納できる機器が販売されていた。ここで、CDが一般的になってきた。また、フロント部にLEDのバーが音調に合わせて上下するグラフィックイコライザーを装着する人も多かった。この「フロント部に取り付ける」1DIN-2DINの取り付けが、進化すると、カーナビを後付でここに埋め込む方式が主流になってきた。また、この機器で、DVDが再生できるようになると、「画像」がこのフロント部で再生可能になり、また、ワンセグTVが使用できるなど、これが、カーナビに流れ込んできたとワタシは考えている。これが、当時のカーナビの流れだ。

 

そして、1DINー2DINへの組み込みが困難な場合が、ディスプレイをダッシュボードにオンする方式を選択することになる。たいていのヒトは組み込み費用もあるので、ダッシュボードに直接専用アームで取り付けるカーナビが並行的に売れた。また、配線を取り回すことなく、DVDを本体に収納させてしまい、「カーナビが持ち運び可能」というのが、ウリでもあった。

 

こういった環境をまったく変えてしまったのが、「スマートフォン」だ。音楽をBluetoothの高音質で再生可能とし、画像などは、スマホを直接、後付車載ツールでダッシュボードに載せてしまえば、「ハイ、終わり!」だ。しかも、GoogleMapなどが利用できる。そして、スマホならではのアプリが出てくる。NaviTimeやYahooカーナビなどのサブスク型のカーナビアプリだ。これで、純正や後付のカーナビは致命的になっただろう。「ナビゲーションしかできない」単一機能が、スマホならば、「周辺の刊行スポット」や「おいしいお店」も同時検索して案内させることも可能だ。

 

これで、「カーナビゲーション」は死んだ。大手自動車会社などは、自車のカーナビにこれらの付帯機能を「会員専用」などと展開したようだが、「◯◯ナビはとても便利だ!」などの評判は聞かない。自動車販売会社はこれに自車クレジットカードを使わせたり、いろいろと複合的な「我田引水」的な発想を展開したようだが、結局はあまりメリットを感じることはなく、自由度が効くスマホへどんどんユーザーは流出していった。

 

これが、「カーナビ」の衰退の顛末ではないだろうか。「自律航法」に頼るまでもなく、受信可能なGPS衛星の数が当初よりもかなり増えたことも、「自車位置の精度向上」につながった。スマホがあれば、「自動車電話」なんてもう、「化石」だ。

 

そういう意味では、「スマートフォン」が世の中を変えてしまったのだ。さぁ、いまから5年後、カーナビはどのように進化しているだろうか。想像してみるもの楽しいものだ。

 

 


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