受託先で人件費関係の資料を取り扱うことが多いのだが、この受託先、派遣社員が多く、こういったヒトの給与が丸見えの業務スペースに派遣社員がチョロチョロ出入りする。以前の勤務先ならこういった場所に派遣社員を入場させる事自体、考えられなかったことなのだが、管理が甘いというか、人件費などの経費を目先で削減すると、こういったセキュリティ面も甘くなっていることを痛感する。怖いもので、そういった環境を「良し」として、馴れてしまっている者と接しても、既にセキュリティがルーズになっているので、説明しても「暖簾に腕押し」状態だ。

 

 

 

 

最近の若い者の特徴なのかもしれないが、「見てはいけないもの」とわかっているのに、チラチラと画面を見ている姿をよくみかける。また、話しかけてくるときも、画面の中をじっと見ている瞬間を感じる。ヒトと話しているのに、視線の先はワタシの画面だったりするのだ。そりゃ、ヒトの給料は気になるだろう。そこにその派遣社員の知り合いの社員の名前が表示されていれば、当然、比較したくなって見てしまう気持ちはわかるが、そこを自覚するのが、プロとしての派遣社員のはずだ。そんなモラルはないか。。。

 

ハナシはちょっと辛辣になったが、ワタシがいままでに経験してきている中でのハナシなので、ご容赦いただきたい。そんな場所に派遣社員を雇って配置する事自体が間違いなのだ。情報漏えいはこういうところから起きている。そういった教育をキチンとしていない派遣会社からの派遣が多い。大手派遣会社ならば、そのあたりはキチンと教育もしているし、派遣先からも派遣元に厳しく申し入れし、派遣元においてもそういった教育をさせているのが現状だった。

 

そういうことができていない派遣会社から安い人件費で雇い入れると、教育ができていない者が派遣されてくるので、「覗き見視線」が感じられる。注意はする。当然だ。ワタシの職務がナニかが組織的にもはっきりその者にもわかっているからだ。

 

ちょっと前置きが長くなったが、そういった事を考えると、「自己防衛手段」を考えざるを得なくなってくる。そうしないと、情報漏れを起こしたのは受託先のワタシと特定できてしまうからだ。その情報漏れの原因を作ったのはその情報を取り扱うことについて、厳しい契約条項で縛られているワタシである、という考え方になる。そういった企業は特に「自己(企業サイド)責任」とは考えず、ソレを取り扱っている者の管理責任という考え方をするからだ。で、受託先が「管理不十分」となる。

 

そこで、採れる手法はオーソドックスに「覗き見防止フィルター」あたりだろう。以前の勤務先では人事部門・経理部門・総務部門などのパソコンには当然のように覗き見防止フィルターが取り付けられたパソコンが配備されていた。ワタシ自身もソレが無くなって、初めて気づいた次第なのだ。「興味を惹かないようにさせる」ことも情報漏えいの未然防止の「最初の一歩」なのだ。例えは悪いが、女性が胸の開いた服装を着るのを避けるのと同じことなのだ。

 


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