「もう、出したぁ〜?」

「さっき、イオンに行く最中で出したよ」

 

S市緑地課への申請書類の投函である。家内にイオンでの買い物を頼まれていたので、暑い日中をテクテクと歩いて行った、途中に小さな郵便局があり、ポストがあるので、投函することにしたのだ。3カ月近くかかったこの申請。振り返ってみると、家内が家内の友人宅がS市で「屋上緑化申請」をして、補助金をもらったことを聞いたことに始まる。ちょうど、その頃に、その友人宅を訪問させていただき、ご主人に申請のことを尋ねる機会を得た。詳細はあまり訊かなかったのだが、補助金の額は意外に大きく、「やって見る価値はありますよ」とのご主人の話しだった。

 

また、Z市ホームページでも、娘の友人宅が「緑化助成金」を受けて構築した記事が掲載されていた。「こんなものでもらえるかぁ」と思ったのは事実だ。

 

だが、実際に、S市の窓口、緑地課に電話してみると、最初はカンタンに「一度、書類を提出してみてくださ〜い」と明るく応対してもらったので、「じゃ、やるか」と建築会社が作成した「建築関係の書類」、ガーデンプランニング会社が作成した「構想図」と「見積書」、その他、ゼンリンからダウンロードした新居付近の「住宅地図」を一式にPDF化してメールで配信した。そうしたら、「接道部からの写真」が必要となり、「構想図」からは「補助金対象部分の求積図」を提出してください、となった。そればかりではなく、門扉があるため、接道部から門扉を透かして庭が見えるか、なども問題化した。

 

これらの追加資料を作成するために、接道部からの庭を見た写真を撮影したり、「対象となる庭(植栽帯)」の求積をプランニング会社に依頼したりした。ジブンでは、門扉の仕様をネットで探すのだが、思った資料がみつからなかったりする。

 

プランニング会社に何度も求積をお願いするが、プランニング会社は補助金申請などおかまいなしに、部材を発注しているようで、家内のところには、○月○日から「乱形石が貼れます」などとメールが来る。おいおい、植栽まではするなよな、と担当者にメールで「着手は補助金申請の認否が判明してからに」と念押しメール・電話で伝える。そして、「求積は?」と訊くと、庭全体の面積計算はしてくれたが、補助金対象部分の求積に関しては答えが明確ではない。「やってます」的な答えだ。

 

結局、こちらで作って、「これでどう?」「これで納得したら、認めて!」とばかりに図面を作って、計算して、それをプランニング会社の担当に投げる。その間もS市の担当者からは、「樹木が門扉方面から見たら、重なりが出るので、背面の樹木は補助金が出ない」「植栽帯の中に樹木のある図面だが、これでは、植栽帯かシンボルツリーかの選択になる」などと、プランニング会社の作った「改訂構想図」に対して補助金額が減る可能性が示唆されてくる。

 

プランニング会社の担当も家内には、「忙しくて、そこまでやっていられない」的な発言もあったようだ。「やっぱり。ナニもやっていないな」想定内とは言え、少しアタマに来た。それなら、先に言えよな〜 補助金申請してもらえる、樹木1本分の値引きで対応する案も出してきた。

 

S市に現在申請した内容での補助金概算額を尋ねてみたら、工事費の1割以上が補助されることが判明した。「プランニング会社が値引きしてくれるんだから、もう申請はいい!」とか言い出していた家内も(裏切り者)、1割近くの補助金が貰えるものとわかると、「値引き+補助金」をと欲を出し始めた。こういうヤツが一番、困るのだ。

 

家内には「値引きをすると、申請額が変わるので書類の作り直はメンド」と納得させ、「だったら、ボクの作った図面を認めるように担当者のKさんに言って!」と言う。女性同士だから、このあたりはうまくいくだろうとのヨミ。案の定、その日のうちに「あの作っていただいた図面でOKです。承認しました」との返事。

 

とまぁ。。。  あれこれとあったなぁ。。。

 

 

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