たまたま視界に入った夏の写真と


たまたま聴いた曲に囚われた半端な心は


梅雨空のもと袖を掴み2度引き進む。


互い頑に頭の隅置き進む歩みの途中


浮かぶ作り物の背中にため息をつく。




あの刹那にこんな恥ずかしい物語が浮かぶとは思わなかった。


とっくに使われない部屋。ただ散らかっただけの部屋。


そのどこかにあるのか、すでにないのか。


そこすらも曖昧なハナタレの残骸。


細胞のどこに仕舞っていたというのだろう。


嫌悪と恥との話し合い。


するのかどうか。


眠気に混ぜて味を薄める。