多面体言葉は雪のように軽いのです。 手のひらにのせるととけてだして、他の形になるのです。 輝く多面体は美しいけれど、それは磨かれたものかもしれないから悩むのです。 顔を見ればそんなこともないのでしょう。 そっと頬にふれればそんな想いも吹き飛ぶのでしょう。 やさしく抱きしめれば本当のカタチが見えるのでしょう。 でもそれができないから。 もどかしいのです。 夏の夜の白く輝く美しい月が、ビルの谷間からは見えないように。 輝く多面体を眺めては、心が揺れてしまいます。