実物拝見!豊臣秀吉ゆかり「一の谷馬藺兜」
レガ(歴史好きガール):みーぽんです
東京国立博物館での目的その②
それがこれ
じゃん
『一の谷馬藺兜(いちのたにばりんかぶと)』
こちらも、すきらじのコーナー「東京戦国百景」繋がり!!
(第49回、今も聴けますので、まだの方はぜひ)
豊臣秀吉といえば
この兜をイメージする方が多いのではないでしょうか
後立が、
アヤメ科の一種「馬藺(ばりん)」をかたどった装飾になっています。
ちなみにトーハクのものは、
三河の岡崎藩士・志賀家の祖が豊臣秀吉から賜った兜だそうです。
他にも、
『馬藺後立付兜』というものがあり、
こちらは蒲生氏郷の家臣・西村重就(しげなり)が豊臣秀吉から賜った兜で、
今は大阪城天守閣にあります。
※試着体験(レプリカ)もできるそうですよ。
どちらにも共通するのは、
「馬藺」の葉の枚数が29枚だということ
トーハクにて葉を数えてみた・・・
1枚、2枚、3枚・・・28枚。
ん
一枚足りない・・・
横に回り込んでみると・・・あ゛ぁっ
一枚抜けている!!!
そういえば、
正面からみると、ちょっとバランスが悪い気がしますねー
さらにさらに、
実物を見たからこそ分かったこと
私ずっと
「馬藺」の部分は固くて頑丈だと思っていたんです。
ところが正面ではなく、横からみると・・・
すごい曲がっている~
まるで風にそよぐ植物!!
どうしたどうしたー
間近でみると、かなり薄い造りでした(数ミリ)
檜の薄板で出来ているらしいです。
考えてみると兜ですもんね。
強固な分厚い鉄製なんかにしたら、重くてかぶれないですね
でも薄い木製では、
戦場でバッキバキになりそうですが
実用向きじゃないということが分かりました。
トーハクのものはこんな感じでしたが
大阪城天守閣所蔵のものはどうなんでしょうねー?
展示される時期がこちらも限られていると思いますが、
いつか大阪城天守閣のものも見てみたいです
しかし、
やっぱり実物をみるって面白い!と思わせてくれた
トーハクの『一の谷馬藺兜』なのでした。
こちらは既に展示が終了しております。ご注意ください。
by レガ(歴史好きガール):みーぽん