アスペルガーや自閉症等に多いこの考え方ですが、私は最初、この考え方が好きではありませんでした。


極端やなぁ。
もっと臨機応変に考えられないのか。


なんて思ってました。

現に白黒(ゼロヒャク)思考を検索してみたら、「発達障害の人の考え方」とか「だから苦しいのです」みたいな事が書いてあるものばかりが出てきます。

 

ですが、今の私は完全に白黒(ゼロヒャク)思考で生活をしています。

15年一緒にいる妻に「昔はその考え方嫌いじゃなかった??」と言われるくらいですから、相当な変化ですね。でも、断言出来ます。


私にとっては、この思考の方が圧倒的に楽です。

 

ネットで検索したら見つかる文章とは真逆の感想なので、「え?」って思われたり、実際それで苦しんでる人からしたら「何言ってんだ?」と思われるかもしれません。


でも、ちょっと考えてみて下さい。

例えば、あなたに一年以上連絡を取ってない友人がいるとします。
友人の名前はスマホに登録されている名前の中で一番上にある為、頻繁にその名前を目にし、その度になんか気になっています。


かと言って、わざわざ連絡をする用事もありません。
なのでまた、次に目にするまで放置します。そしてまた…。


そう、ほとんどの方は、この多少のモヤモヤを残し続けます。

だってまた連絡来るかもしれないから。こちらからも、連絡するかもしれないから。

 

でも、今の私ならすぐに連絡を取るか、連絡先から消します。
気になるなら連絡すればいい。
仮に、何かの用事の連絡なら嬉しくて、用事なく「元気?」って来ても嬉しく無い関係なのだとしたら、それって友人でしょうか?

 

連絡先を消すと決めたとしてもです。
この時、「こっちから連絡する事ないな」と思って消す訳ですから、仮に相手と連絡がもう取れなくなったとしても何か困りますか?


実は相手だって、一年前に消してるかもしれません。
その場合、この一年あなたは自分で作ったただの妄想に苦しんでた事になります。

これは、友人と連絡するかしないか、残すか残さないかを白黒ハッキリさせた訳です。

 

別に、連絡取れ!とか、消せ!っていう話ではありません。
きっちり対処しきれば良いじゃないって話です。

連絡取るかもしれない、来るかもしれないというのはただの「妄想」です。
自分が連絡取る気があるのか無いのかというは「現実」です。

妄想の部分で悩んで、苦しんで、期待して、怒って…ってしてるだけなんです。

 

 

いる、いらない。をハッキリする。

 

 

また必要になるかもしれないし…と置いてあるけど使わない物、ありませんか?

それがある方は、ゴミ屋敷になってる人を批判してはいけません。
なぜなら、度合いが違うだけで根っこは一緒だからです。
 

こういう言い方したら相手に悪いかもしれない…なんて事もあるでしょう。

もし言って後悔するとわかってるなら言わなきゃいいし、言いたいが勝れば言えば良いんです。お互いが言いたい事言って壊れる関係なら、そもそも維持する必要がありません。

でも、それによって自分が苦しいのなら、言わないを選べば良いんです。


相手主体では無く、自分主体で考えましょう。

 

相手主体で考えたって、結局は妄想です。
良かれと思ってやった事が…なんて事、ありますよね。

それって結局、妄想と相手の現実にギャップがあったという事です。

 

 

「妄想レベルが一緒」が「気が合う。」
「妄想レベルに差がある」が「ズレてる。」


って評価されてるだけなんです。


そしてその「妄想レベルが合う」人が多めなので、多いから「定型発達」と言われてると私は思ってます。

もしそうなら、私は100%発達障害ですし、そして定型発達になりたいとは全く思いません。

 

自分主体の白黒(ゼロヒャク)思考、いかがでしょうか。
そう生きれば、あなたの周りに残る人は、あなたと妄想では無く現実的に合う人です。

誰もいなくなったら?

その状態を寂しいと感じるなら、また誰かと出会いましょう。
 

出会いを求めるか、辞めとくかを選べばいいんです。

人に合わせるのは辛く無いって言う方は多いんですけど、カウンセリングのクライアントはほぼ全員が無自覚でその部分に苦しんでおられますよ。


こうしろ、という話ではありません。
でも、白黒(ゼロヒャク)思考って、実は自分次第で柔軟性抜群なんですよ!と知っていただきたかったんです。

白黒(ゼロヒャク)思考の悪い部分しか知らないなんて、勿体ないですからね。

 

 

二人の障害児の父
すけじろう

 

 

 

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