一番最初、負のサイクルを無くす為にする事は何か?を考えた時に思いついたのは、まず自社を「辞めたくないと思ってもらえる会社」にする事だと考えました。
どうすれば給料が上がるのか?
社長がどういうホームにしたいと思っているのか?
そういった「将来図」をしっかりと見せる事、そしてその将来図に自分の居場所があるという事を社員の方に意識させました。
そして
私 ⇒⇒ 管理者 ⇒⇒ 世話人 ⇒⇒ 利用者
この流れを絶対に変えない事を意識しました。
社長である私が、管理者さんを飛び越えて世話人さんに伝える、という事をしませんでした。雇われている以上、自分をわかってくれる・認めてくれる上司の元で働きたいと思うのは普通の事です。難しい表現になっていってますが、一言で言えば「お金と居場所」を先に与えたというだけです。
すると管理者さんは頑張ってくれます。それは世話人さんにも伝わります。
そして、利用者さんへの対応へとつながっていきます。
利用者さんが楽しく過ごせていれば、世話人さんも楽だし嬉しいと感じ、仕事をしっかりしてくれます。
世話人さんがしっかり仕事してくれたら管理者さんが楽できます。
管理者さんは楽で稼げるので、居心地良い会社から離れたくないので頑張ります。
さて、私のホームは3棟(当時)です。
もっとこの「正のサイクル」を大きな規模でやっていきたい。そう思った時、「社長を育てたら良いんじゃないか?」と考えました。
どんなホームにしたいというしっかりとした理想を持ち、社員の家庭や職場環境を重視すれば結果的に利用者さんへのサービス向上につながる事を知った人間が社長のホームを作る。
1人そんな社長を育てる事が出来たら、この業界で楽しく働く社員が増えます。そして、楽しく過ごす利用者さんが増えます。
2人なら?
3人なら?
10人なら?
これをしたくて、開業支援を始めました。
今はまだ小さな「正のサイクル」ですが、10年後には今より大きな「正のサイクル」となっていると確信してます。そしてそのゴールは、「福祉業界で働きたい」という若者が増える事だと思っています。
「福祉業界で働きたい」という若者が増えた時、福祉業界は今よりもっと良くなっていますから。この正のサイクルを作る大事な1歩目が、「理想をもった社長候補」の存在です。そして、「子供の将来」を心配している親御さんが、一番理想を持っているはずなんです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
二人の障害児の父
すけじろう
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