エンジン続きです。
ライトケースカバーメンテナンス
レベルゲージ濁りの為、交換することになりました。
少し気になっている点が傷ついているフライホイールマグネットです。
他のエンジンから取り外したフライホイール
製造時、穴を掘って個々のバランス取ってます。
製造物である故、新品部品どうしでも同じ物はないのです。
6つ穴のフライホイール
4つ穴のフライホイール
傷ありフライホイール
もうひとつのフライホイール
差は10g程
軽い方は穴が2つ多く空いてます。
実験的に静バランスを比べてみましたが、やはり最終的に動バランスを見ないといけないので、この方法での判断は早計であり確実とも言えません。
動バランスを実際に確実な方法で測定できれば理想ですが、
動バランスを確認するには簡単なことではなく、専用の機器設備が必要で費用や時間もかかり、はたしてその分の効果が見込めるのかも甚だ疑問です。
多少の傷抉れで実際どれ程の影響があるのかは不明ですが、そもそもの個体差がある以上、
実際の動バランスでは、個体差と傷を差し引いても傷が付いている方がバランスが良かったという逆の可能性もあり得るのです。
実際に組み込んで動かして比べてみるという方法が現実的でしょう。
誤差範囲で体感では違いが分からないかもしれませんが…
気になってしまうのは、過去にこのような壊れ方をしたエンジンがあり、故障の原因にフライホイールが含まれたからでした。
回転数が高くなるにつれアンバランスの影響は大きくなり、125という小排気量、回転数は高めのエンジンです。
これは考えただけでは答えが出ないですね。
一方、このマグネットが割れているフライホイールは前者の傷だけの物より重いです。
ライトケースカバー等も取り付けました。
大変お待たせ致しました。
完成となります。