長らくお待たせいたしました。



エンジンオイルホース、一応クランプしてはありましたが、ホース、クランプ径とも不適切な為、スカスカで容易く抜けてしまいました。

純正ホースに交換しました。



その為諸々点検しました。






シリンダー施工前後


KDX125シリンダーはメッキシリンダーですが、メッキが良くなく摩耗しているものも少なくありません。

そこに良かれとホーニングしたことにより、さらに摩耗が進み、一部地が出ていました。


シリンダーの音も大きくなり、摩耗も驚くべきはやさで進んでいってしまいます。



シリンダーの音も静かになりました。



マフラーからオイルが飛び散り、リヤブレーキが効きにくくなっていました。



ディスクローターの穴にも油分が溜まっている為洗浄です。これが少し大変です。



ローター洗浄し、もったいないですがブレーキパッドは新しいものに交換、ブレーキフルードも交換しておきました。



追加でタコメーター取り付けのご依頼をいただいたのですが、届いたタコメーターにトラブルがあり、原因の追求、結果タコメーター自体の不具合と診断しました。

このようなケースはかなり稀であり、

これにより納期が予定よりかなり遅くなりオーナー様にご迷惑をおかけしてしまうことになりました。


一応メーカー保証はあったのですが、条件として不具合をこちらで立証しなければなりませんでした。

装置や図面を用意し、不具合の検証結果をいくつも提出し、結果返品に応じてもらえるようになったのですが、購入者全員ができることではなく泣き寝入りになるケースが多いのではないでしょうか。

立証することは非常に手間暇かかることであり、それなりの専門知識も必要で、数千円のメーターに時間の損失を考えれば大きなマイナスは明らかであり、ダメージを最小限にするには諦めてあり新しい物を買い替えた方が賢明となるでしょう。

保証をうたいながら、万が一の場合は泣き寝入りさせるように持っていく、いくら優れた製品でもでも人間がつくる量産工業製品に100%不具合がないということはあり得ません。

保証を受けるには証明しろとなれば、結構な割合で諦める人がいると思います。

あえて面倒な要求は販売元の思惑だともとれたので、損得抜きに屈しないと決めてました。どのうな対応をしていくのかも興味がありました。

はじめから、いくつかの不具合が出ることを想定して保証価格を上乗せした販売価格にすれば良いのですが、販売価格が上がってしまう為、ライバルが多くいる中、数売っての商品が表面的に価格が高いと販売数に不利に働くからでしょうか?

経営方針なので善し悪しはともかく、古くからお付き合いがあったところでしたので私個人は残念に思いました。





他社のタコメーターで試してみると、作動しました。



オーナー様にタコメーターは他社の物に変更をお願いし了承いただき、次はスムーズに作業が完了しました。

念の為に走行テストも行い不具合は出ておりません。






大変お待たせいたしました。