修理部品入荷しました。

続きです。





劣化したフロントタイヤ。

ひび割れ以前にここまで乗るのね。



パイプに錆びが発生してます。

このままでは抜き取り途中引っかかってしまうので落とします。

インナーパイプは販売終了。



ブーツは左右とも破けてます。




フォーク、ホイール取り外しました。



シールクリップ錆びて、取り外し困難になっていました。





アクスルも錆びて抜けにくくなってました。




フロントはアルミリム、中は意外と腐食少なかったです。



フロントタイヤ交換しました。

フロントタイヤが250/400ccクラスのリヤタイヤサイズです。



フォーク


スライダーメタル、交換が難しいタイプです。

パイプ径33mm、サイズ的にも抜く為の工具はありません。

結構きつく嵌合している為、ダメージがなければ無理に交換しない方が安全かもしれません。



この特殊なサイズ、タイプのメタルを取り外すにはちょっとしたテクニックがあります。



ボトムケースやメタルに傷を付けずに取り外しが可能。


新品のメタルとの比較



さらにこの形状(リーディングアクスル)のせいで



メタルの圧入がとても難しいです。

叩いて入れようとすると、変形し傷が付き偏れる可能性が高いので、圧入一択です。

頭を変形させるとパイプが動かなくなります。


嵌め合いも重要で保持だけではなく、この時にメタルは僅かに変形しこの時にパイプとの適切な隙間になるようになっています。

隙間が大きければシールは傷み、小さければパイプがスライドしません。



フォークオイルはとりあえずメーカー指定量に合わせました。



新しいブーツを取り付けフォーク整備完了です。



リヤタイヤ交換



車のリムみたいですね。



このタイミングでリヤスプロケット交換です。



ここのナットは構造的に緩みやすい箇所のひとつです。



一般的なタイプのトルクレンチは入らないので、

このタイプのトルクレンチを使います。

トルクレンチはいろんな形状の物が必要になってくるんですよね…



リヤタイヤ交換完了です。



今回はこれにて終了です。

次回はステアリング整備です。