ホンダVF400Fのメンテナンスご依頼です。
エンジンはかかりますが…
ポンプの下あたりから水が漏れているようです。
錆びた色の水…
嫌な予感がしていましたが
冷却水は上まで入っていました。
冷却水はフレームの中を通っている為、冷却水を長く交換していないと中が錆びてしまっているケースが考えられます。
冷却水の色からも冷却水は交換されていたようです。
あの錆びた色した液体は何だったのでしょう。
ウォーターポンプハウジングカバーを取り外す為のボルトが緩まず苦戦していました。
力に任せて回すと折れる予感がしていました。
クランクケースに締まっている為、中で折れると取り返しのつかない事になってしまいます。
無事に外せました。
錆び色の液体はパッキンから滲んだ冷却水がノックピンとボルトを錆びさせたものでした。
パッキンは部品が出てくれたので、新品に交換する事ができました。
パーツリストからはこの車種の部品はほとんどの主要部品が廃盤になってしまっています。
油圧クラッチに違和感です。
クラッチがうまく切れません。
クラッチフルードは交換していなかったようですね。
シール終わってます。
スレーブシリンダーピストン交換
洗浄完了
クラッチピストンキット交換
クラッチフルードエア抜き
クラッチスイッチ不良の為交換
油圧クラッチ整備完了
作動良し
クランクケース下にオイルが付着していた為、漏れの確認
クラッチプッシュロッドシールやカウンターシャフトシールから漏れがある場合、クランクケースを分割しなければ交換出来ない構造になっていると思います。
漏れを確認する為掃除
エンジン始動させ暖機
これはパイプの繋ぎ目からの水蒸気ですね
暖機と電動冷却ファンの作動も確認
特にクラッチプッシュロッドシールから漏れるケースは多いと思いますが、漏れはありませんでした。
見ていただければ分かりますが、交換するにはクランクケースを割る以外ありません。
仮に分解したとしても、組み立て出来る部品が揃うかあやしいところです。
漏れがない事を確認しました。
検査前の点検を行いました。
予備検査に行ってきました。
検査通りました。
オーナー様のご希望で追加整備を行います。