ZZR400

95年式の整備です。

エンジンのかかり悪く、調子が良くありません。



エアクリーナー外しました。

なんとエレメント入ってませんでした。



スロットルワイヤー、引きと戻し側がクロス、無理やり取り付けらていた為、樹脂部破損




プラグ交換時に取り外したのでしょうか、

イグニッション端子が剥き出しになっていました。




キャブレター取り外しました。



フロートチャンバーの向きバラバラです。




ネジもいい加減



どこかの気筒のみ整備みたいなことしてます



ジェットナメかけてました。

使う工具もいい加減なんでしょう



キャブレターリフレッシュします





ジョイント間のパッキンも交換



パッキンを交換するには、連結を外す必要があります



Oリングだけでもこんなにあります。



ボディの洗浄



プランジャー、これも連結を離さないと交換できない為、このタイミングで交換



フロートの高さもすべてバラバラかつ、基準外の為、調整


油面もジェットもバラバラでエアエレメントもないので、そりゃ調子が悪いよねって、なります。



フロートチャンバー向き確認



冷間コンプレッション確認


標準が12Kg/cm2なので、悪くないです。

4気筒ともOK

カワサキ丈夫!




キャブレターの仮セット




エンジンかかりました。



ゲージなしの暫定的な調整です。

ゲージなしでも組み立て時に近いところまでは調整してます。

最後はゲージを使って仕上げます。





ラジエーターの水は上まであり、ファンもきちんと作動しています。

元々は好調だったZZRでしたが、雑な整備をする方に当たってしまい残念ながら不調になってしまった車両というところでしょう。

実は中古バイクの当たり外れは、車両そのものだけでなく、過去どのように整備されたかにもよるという事例でした。