突然進まなくなってしまったとのことで、お引き上げに伺いました。
カバーを開けると大変な事になっておりました。
このようになってました。
純正ベルトといえどもずっと交換していないといずれは切れてしまいます。
ベルトの繊維がクラッチにも絡んでおり、分解しました。
かなりガタが出てました。
シールももうダメです。
こうなると交換しかないのですが、
残金な事に部品は販売終了…
しかし、幸いにも社外部品のクラッチアッセンブリーが出ていました。
台湾製の刻印
中は必要以上のグリースが詰められており、拭き取り減らしました。
グリースが飛び散るとベルトやシーブに油が付きトラブルを起こします。
ウェイトも交換
登り坂を良く走るそうで、対策をして欲しいとの事でした。
ウェイトの変更を行います。
シムを入れてベルトを落と込み、スタートをローギヤードにします。
シムが厚いとキックギヤに当たってしまうので、ギリギリまでカバーを脱着しながら調整
ウェイトも変更しながらテスト走行し、乗りやすい重さに変更。
体重は同じくらい
登坂力は上がりました。
最高速度は少しダウンします。
タイヤもヤバいので交換です。
同じタイヤです。
ブレーキフルードも交換しておらず、握り込みに違和感がありました。
掃除して、ブレーキフルード交換しました。
違和感はなくなりました。
フロントブレーキのみ点灯しなかった為、調べました。
古い車両なので、ブレーキスイッチの故障と思っていましたが、端子側が劣化により破損し接触不良を起こしてました。
ブレーキスイッチは作動してました。
メインハーネスを交換するわけにはいかないので、端子の部分のみ交換しました。
ブレーキランプは作動するようになりました。
昔一世風靡し、かなりの台数が生産販売されたライブディオですが、今では多くの純正部品が廃盤、社外部品すらも廃盤になってきており厳しくなってきてます。
長く乗っており愛着があると思います。
長く乗るとところどころ消耗してくる為、メンテナンスコストがかかり、部品が手に入らないとメンテナンスすら難しいとのことも起こるかもしれません。
長い目で見て、比較的新しいモデルのスクーターを視野に入れるのも現実的なのかもしれません。
乗り続けることができる限り、できる範囲でお手伝い致します。