愛知県からお買い上げいただきありがとうございます。
一見綺麗にですが89年とかなり古い年式になります。
何かしらの原因で燃調が薄くなっていると思われます。
このまま走り続ければ間違いなくエンジンが壊れてしまいます。
インテークやキャブを点検していきます。
しかし、エアクリーナを開けるとスポンジが木っ端微塵になっておりました。
エレメントが崩壊してもキャブに吸い込まれにくい設計になっています。
この状態でも普通にエンジンがかかってたわけです。
パイロットスクリューも当時の燃調の薄い戻し回転になってました。
ここはエンジンをかけた後に調整していきます。
このキャブはOリングだらけで、そこがダメになるとキャブの外側からエアや水分を吸い込んでしまいます。
回転数を急に落とした時にダイヤフラムのピンがエア通路の一部を塞いで必要以上にエンジンにエアが供給されないようにする機構です。
ここが壊れていると調子悪い以上にエンジンが壊れます。
エアクリーナーの隙間からエアを吸ってしまい本末転倒になってしまいます。
暖機して走ってきましたが、もうエキパイは真っ赤になりません。
もう大丈夫のようです。
テール、メーターは点いているし、バッテリーの電圧異常もないのでただの球切れのようです。
ずっと球を換えてないのかヘッドカウルのネジが固着して外れなくなっていました。
幸いネジは舐めてなかったのでショックドライバーで外しました。
今日は寒い中たくさんのご来店ありがとうございました。
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