調子が悪いとのことで、修理&メンテナンスでマジェスティ125をお持ち込みいただきました。
5年程前に近所のお店で購入されたそうです。
エンジンのかかりが非常に悪く、フロントブレーキも引きずっています。
キャブとブレーキの修理が必要なようです。
エアクリーナーはかなり汚れてます。
エレメントは交換した方が良いです。
通勤に使いお預かりが出来ないので、とりあえず注文の間、掃除して使うことにします。
キャブを取り外す為だけに外装やシートを外しガソリンタンクをずらさなけれびなりません。
キャブは汚れてました。
ダイヤフラムの部屋の中も汚れています。
その部屋にスローのエア通路があります。
ここの汚れが原因で始動性とアイドリングが悪くなったと思われます。
パイロットエアジェット、パイロットジェット、パイロットスクリューを取り外しパイロット通路
を全て掃除します。
マジェスティー125のキャブは燃料ポンプ付きです。
キャブを浸ける間、フロントブレーキを修理します。
フロントブレーキが結構引きずっており押すとキーキー鳴ります。
マスターの窓からブレーキオイルが滲んでいます。
マスターアッセン交換になるのですが、予算オーバーになってしまうということで今回は窓の部分だけを交換することにしました。
引きずりの原因はスライド部のグリース切れによる錆びと固着でした。
錆びを落とし、グリースをブーツに封入します。
ピストンは２ポットになっており、片側ずつ出して掃除します。
指の力だけで押し戻すことが出来るようになればOKです。
マスターの窓とOリングを交換しブレーキフルードの交換&エア抜きでブレーキの修理は終わりです。
通常ここの窓の部品のみの設定はありませんのでマスターアッセンブリ交換になってしまいます。
マジェスティ125はしかも台湾製で国内のヤマハではパーツリストが出てきませんので助かります。
何故か旧車のヤマハ車はここがフニャフニャになっているものが非常に多いです。
ブレーキ修理が終わる頃にはキャブも綺麗になってました。
組み立てて調整して車体に取り付けてエンジンをかけます。
始動性は格段に良くなりました。
アイドリングも問題ありません。
エンジンオイル交換します。
冷却系統も異常ありません。
明日から乗れる状態になりました。
プラグやエレメントの消耗品は入荷次第交換に来ていただくことになりました。
ガレージアクセラレート
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