ニューフェイスのカワサキGPZ400です。
Z400GPの弟分で生産がわずか1年も満たないという数少ない車両です。
ユニトラックサス、アンチダイブサスやデジタルメーター、負圧式キャブなど当時では最先端技術が惜しげもなく投入されています。
伝統カワサキ空冷2バルブエンジンです。
BEETパーツ等でかっこ良くカスタマイズされています。
委託車両でエンジンはすぐかかりましたが、一発死んでるような音で吹かしていないとエンストしていってしまいます。2番のマフラーが冷たく火が入ってないようです。
オーナーさんからコイルが壊れてるかもと新品のコイルをもらったのですが、3番は火が入ってるのでコイルではなさそうです。
プラグコードやキャップも新品に換えられてますし。
結論からいいますとキャブのオーバーフローです。
キャブを開けます。
中は綺麗で、浮き輪やチャンバーのネジは新品に交換されています。
オーバーフローするので浮き輪を新品に交換したのでしょうか?
バルブの動きも悪くないです。
バルブの当たり面が汚れていました。
キャブクリーナーで緑のガソリンが腐って固まった物質が溶けてきました。
盲点だったのでしょう。
4気筒なのでキャブ本体の同調の狂いがないか確認してキャブは終わりです。
オイルを抜くと通常の倍近くの量が出てきました。
オーバーフローにより大量にエンジンオイルにガソリンが混入し量が増えたのでしょう。
オイル漏れはお決まりのシフトギヤのシャフトのシール部からです。
さすがカワサキ。
工具はホームセンターで200円くらいで売られていた木の筒です。
内径、外径ともサイズが絶妙なんです。
木なので鉄板のオイルシールにダメージを与える心配がありません。
もうかれこれ5年くらい愛用してます。
車検まだまだ残ってますので
オススメですよ!
毎回トゥデイばかりなんですが、当店の販売するスクーターの数ではダントツの一位なんです。
人気の理由として安い、4サイクル、燃費が良い、キーシャッター付き、街中で良く見かける…なのでしょうか。
いつものベルト交換です。
FI車はしばらくエンジンをかけていなくても、すぐかかるところが良いです。
キャブ車だと鬼キックですので。
試乗して問題なければ。明日、明後日納車です。
ガレージアクセラレート
TEL. FAX 0594-87-5150
10時~19時 定休日 水曜日