今日は化粧をしても鼻をかんでも痛くない♪
やった~!
さて、三浦しをんさん。
「ビロウな話~」の三浦さんばかり読んでいたので、若干おののいたのであります。
「光」という名の、暗闇の話。
理不尽な暴力で闇に飲まれた子どもたちの心の闇。
闇のなかで唯一の道しるべは、愛なんだけど。
あまりに、不確かなもので、あまりに屈折したもので、悲しい。
でも結局その悲しみの犠牲者は男の子たちで。
女子はしたたかに生きてる辺りが、東野さんの「白夜行」「幻夜」っぽいです。
しかしこういう話を書く精神力がすごいと思うなあ。
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暴力はやってくるのではない。帰ってくるのだ。
理不尽をかいくぐり生きのびた魂に、安息は訪れるのか。
三浦しをん、渾身の最新長編。
天災ですべてを失った中学生の信之。共に生き残った幼なじみの美花を救うため、彼はある行動をとる。二十年後、過去を封印して暮らす信之の前に、もう一人の生き残り・輔が姿を現わす。あの秘密の記憶から、今、新たな黒い影が生まれようとしていた――。