憧れだった黒い食器、買ったです。


谷崎潤一郎の随筆に「陰翳礼賛」っていうのがある。
高校のときの現代文の教科書で知ったのだけれど、
日本の幽玄の美を耽美派の彼が語ると、
それはそれは美しかった。

そのなかの一箇所に特に、
女子高生のわたしゃー
枝毛切りながら感動しておりました。
それは、黒い器に白いご飯をよそったときの美しさの描写。

それ以来、黒い食器はわたしにとってちょっと特別感があるのです。

でもね、なかなか好みのがなくて。
やっと先週末、購入しました。
ウェッジウッドのNIGHT&DAYっていうシリーズのNIGHTのほうです。
写真で見たことがあったけど、実物みたらとってもキレイ。
外側は素焼きに縄押し模様(縄文土器??)、内側はつるんとボンチャイナでございます。

大きさはいろいろあるんだけど、わたしのは11cmで小さめのご飯茶碗くらい。

ご飯もいいけど、白いものならなんでもキレイ。
寝る前は、お酒かホットミルクを飲むのですが、ミルクのときはこれをカフェオレボール風に使ってます。

DAY(白)も、上品で可愛かったなぁ。
白なら、もう少し大きいサイズに菜っ葉のおひたしとか、きっといい感じです。