原価管理とコスト削減の進め方 ① 営業が顧客に出す見積価格の決定方法
営業が顧客に出す見積価格の決定方法
営業は、売上数を伸ばすことと共に、出来るだけ高く売るということも重要です。そのためには、顧客に出来るだけ高い見積価格を認めてもらうよう、様々な工夫を凝らす必要があります。ここではその工夫について説明します。
① 実際賃率にゲタをはかせる
顧客に出す見積価格に使う賃率(見積賃率)は、実際賃率をそのまま使う必要はありません。見積賃率には、その業界の相場の賃率を参考にしながら、ゲタをはかせます。
②実際加工時間にゲタをはかせる
顧客に出す見積価格に使う加工時間(見積加工時間)は、実際加工時間をそのまま使う必要はありません。見積加工時間には、実際加工時間の最悪値などを参考にしながら、ゲタをはかせます。
③ 製品利益について
賃率と加工時間にゲタをはかせたことで、製品の利益は以下のようになります。
製品利益=(見積賃率×見積加工時間)-(実際賃率×実際加工時間)
④コスト削減の活動が基本
賃率や加工時間にゲタをはかせようとしても、自社の実際賃率や実際加工時間が世間相場より大きければ、ゲタをはいた値に顧客は納得しません。
まずは、社内のコスト削減努力で、自社の実際賃率や実際加工時間を世間相場より小さくすることが重要です。